#笈の小文 新着一覧
茶話132/老いの小文⑤
【歌の手帳】若葉して
「蛸壺やはかなき夢を夏の月」 芭蕉
「須磨寺や吹かぬ笛聞く木下闇」 芭蕉
「ほとゝぎす消行方や島一つ」 芭蕉
「須磨の海士の矢先に鳴か郭公(ほととぎす)」 芭蕉
「海士の顔先見らるゝや芥子の花」 芭蕉
「月見ても物たらはずや須磨の夏」 芭蕉
「月はあれど留守のやう也須磨の夏」 芭蕉
「杜若語るも旅のひとつ哉」 芭蕉