デロイトトーマツが日本の上場企業のCFOを対象に実施した意識調査の結果を取り上げた記事。
「日本の上場企業は業績好調でも国際競争力の低下には危機感が強い――。デロイトトーマツグループ(東京・港)が8月に実施した最高財務責任者(CFO)対象の意識調査で、日本企業のこんな姿が明らかになった。」
デロイトのセミナーに参加した会社111社を対象にした調査であり、そういう調査もあるという程度のものでしょう。
デロイトのプレスリリース。
「CFOサーベイ 2017」経営環境及び課題認識等の調査結果発表
「グローバル化が進む中、CFOが認識している課題(複数回答)は、例年に引き続き「グローバル化をリードする人材の獲得・育成」が最多、次いで「経営資源の最適分配と収益性の向上」となり、上位2つは2016年の回答順位から変動はなかった。その一方、前年度回答数が減少した「世界に通用する商品・サービスの開発」(40.5%)が前回(27.3%)より増加し、国内景気が安定したことを背景に世界へチャレンジする日本企業の姿勢が再燃しているようにうかがえる。」
東芝の例を見れば、CFOでなくても、海外子会社に派遣する人材の質が大丈夫なのか心配になります。
「今後の日本企業のポジションについては、54.1%のCFOが「グローバル競争が激化し、相対的に低下する」と回答しており、2016年(64.6%)よりやや減少した。一方で、「現状と変わらない」と回答したCFOは36.0%、2016年の回答(26.3%)と比べると増加、且つ、他の選択肢への回答が集まらなかったことから、日本企業のグローバル競争力について好転していないことがうかがえる。」
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