会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

JTがIFRS任意適用へ、比較可能性と資金調達の多様化目指す(ITproより)

JTがIFRS任意適用へ、比較可能性と資金調達の多様化目指す

日本たばこ産業が、IFRSを2012年3月期決算から任意適用するという記事。

「財務情報の国際的な比較可能性や国際的な市場における資金調達手段の多様化を目指すとしている。」

「JTは、2012年2月6日に公表した2012年3月通期連結業績予想に対する試算結果も公表した。売上高は日本基準が2兆5400億円であるのに対し、IFRSではマイナス5070億円の収益組替が発生するため、2兆330億円となる。一方、固定資産や退職給付、のれんの償却停止などの調整が発生するため、営業利益は日本基準では3650億円であるのに対し、IFRSでは810億円増の4460億円。当期純利益は日本基準では1890億円であるのに対して、960億円増の2860億円となる。」

海外会社への巨額M&Aでのれんがつみあがっているので、償却しなくてよいというのは、大きなメリットでしょう。

「収益組替」についてはよくわかりません。たばこ税の扱いか何かでしょうか。

国際会計基準(IFRS)の任意適用に関するお知らせ(PDFファイル)

「当社グループは、1999 年にRJR ナビスコ社から米国外のたばこ事業を取得、2007 年に英国ギャラハー社を買収し、現在120 以上の国と地域で事業を展開するグローバル企業として着実な成長を続けています。・・・」

のれん償却停止の影響は830億円となっています(2012年3月期予想)。
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