会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東日本大震災:関連倒産は66社 消費自粛のあおり目立つ(毎日より)

東日本大震災:関連倒産は66社 消費自粛のあおり目立つ

東日本大震災の影響で倒産した企業が4月末時点で66社(負債総額371億300万円)に上るという記事。帝国データバンクの調査です。

「震災の直接の影響よりも、消費自粛や取引先の被災による売り上げ減少などの理由が目立ち、地域は北海道から九州まで全国に及んでいる。」

東北地方の倒産はまだ少ないのですが、そもそも「東北の実態がまだ判明していない」のだそうです。

東日本大震災による倒産、4月末時点で66社判明~ 95年の阪神大震災当時(22社)の3倍に急増 ~(帝国データバンク)

東北地方の倒産が少ないことに関しては以下のように述べています。

「・・・震災の被害が甚大で被災企業の実態把握が困難を極めていることが影響している。実質倒産状態の企業は多数あることが推測されるが、経営者は日々の生活に追われ、資金的な問題等から倒産手続きの準備すらできない企業も少なくないとみられる。」

また、「現状、震災の影響で倒産に追い込まれた企業の 4 社に 3 社は、震災発生前から業績が低迷しており、財務的にも余力に乏しい状況が続いていた」とのことですので、どこからが震災の影響による倒産なのか判断がつかないケースも多いのでしょう。

金融庁東日本大震災関連情報より

「災害のために支払いができない手形・小切手の不渡処分(銀行等の取引停止処分等)は猶予されます。」

震災関連倒産66社、3割が「消費自粛のあおり」 帝国データ調査(産経)
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