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タカタ、 エアバッグ関連で特損201億円 16年3月期(日経より)

タカタ、 エアバッグ関連で特損201億円 16年3月期

タカタがエアバッグのリコール費用を2016年3月期で追加計上するという記事。

「タカタは2日、衝突時に異常破裂する恐れがあるエアバッグのリコール(回収・無償修理)関連費用などで、2016年3月期の連結決算に約201億円の特別損失を計上すると発表した。エアバッグの製品保証の損失として引き当てた金額は累計で約990億円になる。米当局は自動車各社にリコール対象の拡大を求める方針だが、今回の損失には追加分は含まない。」

1兆円とはだいぶ差があるようです。(差は自動車メーカー負担分?)

また、会社法監査報告書日までに、リコール対象の拡大が決まれば、当然、見積りのやり直しと言うことになります。

特別損失の計上に関するお知らせ(タカタ)(PDFファイル)

当サイトの関連記事(リコール対象拡大について)

(補足)

タカタのエアバッグ不具合「火薬の劣化原因」 米が結論(朝日)

リコールの追加分が確定したようです。

「自動車部品大手タカタ製エアバッグの不具合をめぐり、米高速道路交通安全局(NHTSA)は4日、タカタが米国で3500万~4千万個のエアバッグ部品の追加リコール(回収・無償修理)に踏み切ると発表した。」

「NHTSAは今回、タカタや自動車メーカーが実施した不具合の根本原因に関する三つの調査結果についての見解を公表。エアバッグを膨らませる火薬「硝酸アンモニウム」が長期間にわたって高い湿度や温度変化にさらされて劣化し、エアバッグの作動時に急激に燃えることが破裂の原因だと結論づけた。

破裂したエアバッグは、製造工程上の問題があったものと、設計通り作られていても火薬が劣化したものとがあるという。火薬の劣化は温度変化などによって変わり、高温・多湿の地域では製造から6年、寒冷な地域では25年程度で破裂のリスクが高まるとした。

調査では、エアバッグを膨らませる薬品「硝酸アンモニウム」に乾燥剤が使われていなかったことが破裂の一因とされており、今回の追加リコールでは「乾燥剤なし」の部品がすべてリコール対象となった。」
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