「布引焼の陶器まつり」が9月29日まで、布引焼窯元(外町)で開催されている。
50周年特別企画として全品特価、お楽しみ袋(5500円)、オークションを企画。
また購入客には疫病退散を願う赤いふくろうチャームをプレゼントする。
オンラインショップも実施中。
問い合わせ: 布引焼窯元
東近江市外町466
TEL 0120―99―44―56
<滋賀報知新聞より>
布引焼とは
今から1000~1200年余り前、白鳳時代から平安時代にかけて、窯元の近くに広がる布引山系では須恵器や緑彩陶器が焼かれていた。緑彩陶器とは、中国の唐三彩をまねてつくられた古代の緑色の美しい陶器である。
琵琶湖東岸地域の陶器産地として長く栄えたが、その後1千年以上もの間途絶えていた。
1970年代になって、新しい陶器の世界を模索していた若き日の陶芸家・小嶋太郎がこの緑彩陶に魅せられ、それを現代風に再現することに取り組むようになる。
その過程で考案されたのが、深みのある透明感を持った多様な色彩の窯変釉を使った絵付けの技法だった。
「七彩天目(ななさいてんもく)」と名付けられたその独特の色彩は、その豊かさゆえに、さまざまな風景や植物など自然の情景を自由な発想で陶器に描き込むくことができる画期的なものだった。
布引焼は、この「七彩天目」という色鮮やかな絵付けの技法が切り開いた、新しい手描きの世界なのである。
<布引焼窯元HPより抜粋>