”スローライフ滋賀” 

滋賀県高校駅伝 男子・滋賀学園5連覇、女子は比叡山10連覇

  滋賀県高校駅伝競走大会(滋賀県高体連など主催)が11月6日、野洲市の希望が丘文化公園特設コースであり、男子は「滋賀学園」(東近江市)が5年連続15回目、女子は「比叡山」(大津市)が大会新記録で10年連続12回目の優勝を果たした。
 両校は全国大会(12月25日、京都市)の出場権を得た。男女6位までは近畿大会(11月27日、兵庫県南あわじ市)に出場する。

 滋賀県大会は、男子は7区間42・195kmに15校と混成3チームの計18チーム、女子は5区間21・0975kmに8校と混成2チームの計10チームが出場。女子3区で草津東の西田有里選手(2年)が区間新記録をマークした。

3年連続で全区間賞 男子・滋賀学園
↑写真:中日新聞より

 男子は滋賀学園が3年続けて全7区間で区間賞を獲得し、完全優勝した。
 「5連覇が懸かり、不安や緊張があった」とアンカーの大川翔雅選手(2年)。選手たちは重圧をはねのけ、王者の貫禄を示す圧巻の走り。
2年連続で最長10kmの一区を走った安原海晴主将(3年)は「去年は前半に失速してしまった」と反省し、序盤からハイペースで入って独走した。

 全国大会で掲げる目標は最低でも8位、最高で3位以内。今大会は1年時から主力の安原主将、柴田侑選手をはじめ、3年生5人がメンバー入りした。7人中5人が昨年の全国出場メンバーで経験値は高く、チーム悲願の入賞を狙う「勝負の年」と位置付ける。
 4区の田井中悠成副主将(同)は「8位以内という目標を常に意識して練習できている」と自負する。県大会で力を発揮しても「タイムは納得していない。中盤の粘りと、ラストの切り替えがもう少しできれば」と、さらに上を目指す。
 全国大会での滋賀県勢の記録は2時間4分35秒。大河亨監督は「ここからまだまだ伸びる。3分台前半を狙えるチームにしたい」と意気込む。

リード許さず大会新 女子・比叡山
 
↑写真:中日新聞より

 女子の比叡山は4人が区間賞。一度もリードを許さず、大会新で10連覇に花を添えた。
 1区の荒田悠良選手は出場選手の中で唯一の3年生。大会直前、調子が上がらず「不安があった」。松田彩奈主将(3年)から「いつも通りの走りができれば大丈夫」と声をかけられ「リラックスできた」。2位に1分25秒差をつけ、後輩にたすきをつないだ。

 「強さの秘訣(ひけつ)は一人一人の徹底した自己管理」と松田主将。食事の栄養バランスや睡眠時間に気を配り「先輩、後輩に関係なく声をかけ合い、意思疎通できている」と胸を張る。
 1、2年生が力をつけ、チーム内の競争は激しい。今大会は控えに回った主将は「正直、プレッシャーはあったが、全員が力を出し切れるようにサポートできた」と笑顔を見せる。
 吉居克広監督は「メンバーが毎年変わる中、10連覇の重圧と向き合い、乗り越えてくれた」と選手をたたえ「全国の強豪と勝負するのが目標。集中力を高めていきたい」と都大路に向けて力を込めた。

 ◇上位成績
【男子】
(1)滋賀学園(安原海晴、落合晃、宮地大哉、田井中悠成、前田涼太、柴田侑、大川翔雅) 2時間9分28秒
(2)比叡山 2時間12分17秒
(3)水口東 2時間18分27秒
(4)大津商
(5)立命館守山
(6)石部

【女子】
(1)比叡山(荒田悠良、山中彩愛、川端愛実、大原瑚子、肥後彩羽) 1時間13分1秒=大会新
(2)草津東 1時間15分49秒
(3)立命館守山 1時間18分29秒
(4)大津商
(5)滋賀短大付
(6)彦根翔西館

<中日新聞より>

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「滋賀のスポーツ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事