紅茶 Tea Time

紅茶輸入、株式会社ROWANのオフィシャルブログでございます。

紅茶の製法|オーソドックス製法(Orthodox)

2023年12月15日 09時35分43秒 | 紅茶の知識

 紅茶の製造方法には大きく分けて、オーソドックス製法とCTC製法がございます。そのオーソドックス製法について、詳しくご説明致いたします。

1.摘採(てきさい)Plucking
 茶摘みのことでございます。
 スリランカやインドにおいて、オーソドックス製法(伝統製法)で茶葉を紅茶に加工している茶工場や茶園では、茶葉の収穫を手摘みでおこなっています。
 茶摘みをする際に、茶の木の枝の一番先端の芯芽とそのすぐ下の二枚半、『一芯二葉』と言われている部分だけを機械を使わずに丁寧に手摘み致します。
 この一芯二葉の手摘みも、スリランカやインドの紅茶が美味しい理由の一つでございます。

2.萎凋(いちょう)
 摘み取った茶葉を寝かせて、萎れさせる工程でございます(写真 右)。
 茶葉中の水分を、ある程度飛ばします。茶葉の水分が何%抜けたか、チェックしています。比率は茶工場によって違います。
 緩やかな発酵過程の一部でもあり、この過程で紅茶の良い香り、アロマが出始めます。
 萎凋作業は、茶工場(写真 左下)の最上階で行っている茶工場が多いです。
 茶摘みから8~10時間ほど寝かせるので、次の作業工程のローリングは、真夜中から始める茶工場が多いです。

3.揉捻(じゅうねん)Rolling
 茶を揉む工程でございます。
 ローリングとも申しまして、機械で揉んでいるのですが、なるべく手もみに近いような機械の動きになっています。茶揉み機は、ローリングマシーンと言われています。この揉捻作業中も、茶葉の発酵が進みます。
 前工程、萎凋時間の関係で、真夜中から揉捻作業を開始する茶工場が多く、茶園のある大自然の中、夜中に茶工場が明るく照っています。茶工場、風物詩でございます。

4.玉解き・篩い分け(たまどき・ふるいわけ)Roll breaking・Green sifting
 揉捻後の茶葉は、塊の玉になってますので、それをフルイにかけてほぐします。茶葉が塊の玉のまま、次の発酵工程に行ってしまうと、発酵が不均一になってしまいますので、しっかりほぐします。
 茶葉の玉を解くので、玉解きと言われています。

5.発酵(はっこう)Fermentation
 温度、湿度が管理された部屋で、茶葉を寝かせて、発酵させます。寝かせはじめは緑色の茶葉が、時間の経過と共に赤銅色へと変化していきます。
 茶工場によって、発酵時間は様々、発酵時間が短ければ茶葉は緑色が強く、長ければ茶色が濃くなります。このファーメンテーションの過程だけでなく、茶葉を紅茶に加工する全行程が発酵過程でもあります。
 味、香り、茶工場管理者、Superintendentの腕の見せ所でございます。

6.乾燥(かんそう)Drying
 高温の熱風で乾燥させ、茶葉の発酵を止める工程でございます。ドライングと呼ばれています。
 熱風の温度は、それぞれの茶工場によって違いますが、100~130℃でございます。
 このドライングの火力源が、薪でやるか、灯油等でやるか、によっても紅茶の味が違ってきます。灯油等が火力源でも、臭いが紅茶につかないよう工夫、改善されてきました。

7.仕上げ(しあげ)Sorting
 できあがった紅茶をフルイにかけ、茶葉の大きさや形状(グレード)ごとに仕分けする作業でございます。
 細かい茶葉はBOPやBOPF、大きい茶葉はFBOPやOP、Pekoeなどのグレードごとに選別され、集められます。茶工場によって、茶葉の選別は、それぞれ異なります。
 選別しないで、全部の茶葉を粉砕し、ティーバッグ用に適したサイズにしている茶工場もございます。

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重要政策のひとつのはずだが・・

2023年12月14日 20時52分31秒 | ROWAN文芸部

「家の近くに老人ホーム、介護施設が出来たから、気候の良い日など、車がほとんど通らないあの道を、年寄りが散歩でもするかと思っていたら、誰一人として外に出てくる年寄りがいない。いったんあそこに入ったら、二度と外には出てこないのか・・・?」

 介護施設に入って上げ膳据え膳、狭い部屋にこもりっきりになり、リハビリや作られた娯楽はあるだろうが、家で過ごすよりも遙かに行動範囲が狭まり老化を早める。さらに、施設では安全をたてまえに新鮮な鮮魚、お刺身などはほとんど食べさせてもらえない。その結果、血管系の病気や認知症になりやすくなり寿命を縮める。

 孫を連れて、危険のない川や池でヘラブナ釣り♪

 ひと昔前、ごく普通に見られた日常の光景・・・

 もっと高齢になり、魚釣りには出かけられなくなり、外出が億劫になったとしても、両親が帰ってくるまでの間、孫たちと一緒におじいちゃんおばあちゃん、家で楽しくお留守番♪ 子供だけ、年寄りだけで過ごすより遙かに安全であるし、親では伝えられない、年寄りならではの孫達に伝えるべきお話や心があるだろう。

 社会のベクトルが核家族に振れ、子供も孤独、年寄りも孤独になった挙げ句、託児や介護の社会保障費は無限大に膨らみ、国家財政を圧迫。このままだと日本は保たないことは、専門家でなくても容易に推測できる。


 核家族化に振れたには様々な原因があるが、昭和40年代後半からしきりと垂れ流された嫁いびりの昼ドラ番組なども大きく影響した。夏休み明けに小学校の担任の先生が、
「夏休みはどこに行きましたか?」
 などと聞いたのも、夏休みにどこかに旅行に行かないと非国民になる的な圧力となった。特に地方の田舎などは、家でおじいちゃんおばあちゃんと楽しく過ごした夏休みもあったはずだ。

 このような社会風潮の中でも、お盆には親戚一同集まり、お互いの無事を確認、困りごとがあればそれを相談する等の普通のことをしてきた、時代に流されなかった一族もあり、当然のことながらそれらは堅実に繁栄している。

 核家族化に向いたベクトルを大家族に振ることも、日本再生に向けた重要政策のひとつのはずだが、今現在の霞ヶ関や永田町はそれに気がついているだろうか・・・

   ROWAN文芸部

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飲むたびに感じる本物セイロンティーの良さ

2023年12月02日 20時09分52秒 | 特売セール等お得情報

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☆飲むたびに感じる本物セイロンティーの良さ☆

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