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好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

『弁護士ダニエル・ローリンズ』(ヴィクター・メソス著)

2024年05月05日 | 読書雑感
「人生をどう生きるかは、たった二通りしかないのよ。ジム・モリソンかジョン・ロックフェラーか」
「どういうこと?」
「アートを生きるか、プロジェクトを生きるか。ロックフェラーは幼いころから、自分の目標を意識していた。その目標の周りに人生を築いていったの。自分の進む道はかくあるべしと決めて、自らレールを敷いてその上を走っていったのよ。(中略)そして、モリソンは正反対の人生を歩んだ。キャンバスに絵を描くように生きていったの。感情的で創造的で私的な美しい絵のようにね。喜びも悲しみもmあらゆる経験がタペストリーのように、その絵に織り込まれていった」

わたしは人生など偶然の連続にすぎないと思っている。宇宙の片隅にあるこの星にたまたま生命が誕生し、生き物たちはひたすら奮闘しただけなのだと。

裁判とは闘いであり、昔は貴族同士が武器を持って実際に決闘を行っていた。やがて殺しあいに嫌気がさし、代わりに闘ってくれるものを雇うようになった。原題の訴訟弁護士は、元をたどれば傭兵だったのだ。

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