時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

一難去ってまた一難

2022年09月05日 | 時のつれづれ・長月 

多摩爺の「時のつれづれ(長月の25)」
一難去ってまた一難

昨日の昼下がりだった。
フォローさせていただいているブロガーさんの投稿を読ませてもらっていたら、
ハッと気づかされるような一節に・・・ 目が留まった。

「不安を飛び越えた先には、優しさと夢が待っている。」
ブロガーさんは娘さんの病気と、ご自身の体調不良と7年も戦い続けて、
やっと治療がみつかったと、短い文章ではあるが簡潔に綴られ・・・ いまから先も大変なのに、
「不安を飛び越えるバネは、感謝の中にあるような感じがします。」と結ばれていた。

ブロガーさんのご苦労と比べるに値せず、足下にも及ばないが、
我が家と息子宅を・・・ 突如として襲った、新型コロナウイルスから2週間が経ち、
その間ずっとモヤッとしていた不安から、なんとか脱することができたようで、
両方の肩から、すっと力が抜けていくような、なんともいえない虚脱感を感じている。

事の発端は先月21日、朝の7時ごろだった。
医療従事者の嫁が夜勤だったので、前の日から孫と息子は、我が家でお泊まりしていた。

そろそろ孫たちを起こして、朝ご飯かなと思ってた矢先に、
突然、息子が「◯◯ちゃん、熱があるので、みんなマスクして!」と、
大きな声をだしたもんだから、寝ていたみんなは・・・ たたき起こされてしまった。

朝食を済ませたあと、息子は孫二人を連れて早々に帰宅すると、
嫁はなにか感じるものがあったのか、
夜勤明けで体調的には辛いはずなのに、大量の食材を買って帰宅すると、
お昼過ぎまでに、1週間分のおかずを作って冷凍保存し・・・ いざという時に備えていたらしい。

その後、下の孫の熱は37度台の半ばを推移したものの、38度に達することはなく、
夏風邪かなと思ったが、病院に連れて行きPCR検査を受けると、
そんな淡い期待は、もろくも崩れ・・・ 陽性の宣告を受けてしまった。

3歳児を隔離することも出来ず、高熱ではないので入院も出来ないなか、
息子夫婦と、5歳の上の孫の・・・ 長い長い自宅隔離生活が始まることになった。

すると、三日目の23日には上の孫、翌日の24日には息子、
8日後の29日には嫁が次々発熱すると、みなし陽性の判定を受け、
息子一家は、あっという間に全員感染してしまった。

濃厚接触者の私たち夫婦と娘は、幸いなことに発熱がなかったが、
とりあえず5日間は、自宅に籠もりきりの生活で、不安の日々が続いたが、
いまもって平熱だし、症状もないので・・・ 結果オーライだったのであろう。

25日の夜には、北九州に住む私の妹から、食材の差し入れが段ボール箱2箱届いたので、
26日に惣菜や、孫が遊ぶおもちゃや、本などを買い足して、息子宅に向かい、
玄関を開けて入ることが憚れるので、駐車場の奥にあるウッドデッキの上に荷物を下ろし、
車の中から電話して、家の中に取り入れてもらうんだから、
驚くほど慎重で、よそよそしいが・・・ これが現実であり、仕方ないことなんだと思う。

あの日から昨日で・・・ ちょうど2週間が経つ。
孫は二人とも3日目の朝には熱が下がり、息子は2日で熱が下がり、少し安堵していたが、
嫁はちょっと長引いて、熱が下がったのは5日目(先週の金曜日)だった。

息子は、今日(5日)から仕事に復帰するが、
嫁は医療従事者でもあり、勤務先からの指示もあり、今週いっぱいは自宅療養になっている。
感染直後で最強の抗体を持った、元気印の孫たちは、今週の半ばから保育園に行くらしい。

この2週間、いろんなことが・・・ 頭のなかを駆け巡っていた。
不安がなかったと言えば、嘘になるが、
我が家は「冬は必ず春となる。」の思いで、これまでも数々の試練を乗り越えてきたし、
これからもまた、ネガティブに捉えることがないよう・・・ 気持ちを強く持っていこうと思う。

ふと、リビングの外に耳をすませば、子供たちの賑やかな声が聞こえてきた。
2学期が始まっていたのだ。
暦はいつのまにか・・・ 秋に入れ替わっている。

なんだか、時の流れに乗り遅れた感は否めないが・・・ みんな、ホントによく頑張ったと思う。
本当にお疲れさま。
今日からまた、気持ちを新たにして頑張りたい。

それにつけても・・・ 一難去ってまた一難である。
今年一番の強い勢力を持った台風が、明日には東シナ海を北上し、九州北部に接近するそうだ。

予報では、台風の中心はズレてるものの、
強風域にすっぽり含まれ、暴風域にもかかりそうな進路でもあり、
北九州に住む妹家族や、山口の実家で一人暮らしの母のことが気になって仕方がない。

だからといって、どうすることもできず、状況を見守るだけなんだが、
ホントにホントに・・・ 心配は尽きない。


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2 コメント

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Unknown (一心です。)
2022-09-05 09:38:10
応援📣
Unknown (多摩爺)
2022-09-05 11:55:41
一心さん、恐縮です。

無理せず、ボチボチ頑張ります。

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