時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

鼬(いたち)の最後っ屁

2024年05月19日 | 時のつれづれ・皐月 

多摩爺の「時のつれづれ(皐月の44)」
鼬(いたち)の最後っ屁

先週末・・・ 狂ったキツネが、仲良しの赤いタヌキの住処(すみか)を訪れ、
ひそひそ話しを交わした後・・・ あろうことか、福島第一原発の処理水を「核汚染水」と云い、
処理水の海洋放水に関して、深刻な懸念を示すとともに、
厳しいモニタリングを受けるようにと、嫌みったらしく注文をつけてきた。

おいおい、ちょっと待ってくれ。
即座に切り返すには、言葉を選ぶのにいささか難儀をするが、
あえて、もの申すなら・・・ 「鼬(いたち)の最後っ屁」としたい。

国民の8割の支持を得て大統領の椅子を得たものの、国際指名手配をされていることから、
外遊に出かけるといっても、赤く染まったグループに限られており、
切羽詰まった狂ったキツネと、腹黒い赤いタヌキが・・・ イタチに化けて悪臭を放ったのである。

会見では、二人してしたり顔を作っては見せたが、
醜態をさらけ出しているんだから・・・ なにおか言わんやであろう。

それにつけても、処理水の放出からすでに1年近くが経過してるというのに、
なに一つ影響が出ているわけではないし、
IAEAがお墨付きを出しているにも拘わらず・・・ この期に及んでも「核汚染水」とは、
嫌みどころか、敵意がむき出しになってるといっても過言ではない。

さらに中国の税関当局は、予め登録がないと輸出が認められない、
日本国内にある、水産物輸出業者の加工や保管などの施設の登録について、
我が国に向けて通知することなく、
5月から全て無効にしていたというから・・・ 喧嘩を売るにも程がある。

自国の法律よりも、共産党が上にある赤い国が、本性をむき出しにして、
国際社会が守るべきルールなど、どこ吹く風と云わんばかりに、
共産党が法律やルールの上にあることを・・・ あからさまに見せつけてきた。

特に勉強したわけじゃないが、赤い国の歴史を遡れば、
孔子が始めたとされる、実践道徳というべき儒教があるはずだが、
共産主義によって、共産党という政党が、実践道徳(儒教)をぶち壊してしまった。


儒教では人として尊ぶべき事柄を・・・ 仁、義、礼、智、信の五常とし、
仁は思いやり、義は道理、礼は礼儀、智は知識、信は誠実だと説いていたはずで、
古くからこの国の政治思想に、大きな影響を与えているが、

本家本元の赤い国では・・・ 不都合なこととして、彼らが誇る400年の歴史から消してしまった。

彼らは同じ立ち位置から、同じ目線で意見を交わし、落としどころを探ることを嫌い、
都合が悪い事態に陥ると・・・ 武力をチラつかせて、上下関係に持ち込もうとし、
21世紀の世界に、時代錯誤も甚だしい戦狼外交を繰り広げて、威圧的な立場で脅してくる。

隣国と仲良くするのは・・・ 当然のことである。
経済的な立ち位置に優位性があったとしても、歴史的な背景があったとしても、
あくまでも対等でなければならないし、どちらが上でも、どちらが下でもないはずだ。

売り言葉に対して、面と向かって買ってしまうのも、いささか大人気ないと思うが、
どうしても、そちらがそのように云いたいのであれば、
数年にわたって世界を恐怖に陥れ、多くの人々の命を奪った「新型コロナウイルス」は、
「チャイナ(武漢)ウイルス」だと・・・ 皮肉の一つぐらい云っても、バチは当たらないだろう。

言葉が汚くなって、大変申し訳ないと思うが、
胸の内を吐露すれば、言われっぱなしというのは、胸くそが悪く頭にくるというものだ。

福島第一原発は処理水の放出にあたって、専門機関であるIAEAの査察を受けており、
放出後も、世界の9か国から集められた専門家によるタスクフォースから、
定期的な調査を受けて、その結果を公開しているが、
「新型コロナウイルス」の発生源とされた武漢の施設へ立入調査は・・・ どうだったのだろうか?

査察官が見たいところは見せないうえに、公式見解に至っては自国主導で発表しており、
重たい重たい鉄のカーテンに隠された査察だったと記憶しているが、
迷惑をかけた実績があったわけでもないのに、
他国の政治的な判断にイチャモンをつけてくるのは・・・ ホントに頭にくる。

この国の周辺では・・・ 恐ろしいことに、
狂ったキツネがいて、赤いタヌキがいて、太った狂犬がいて、虎視眈々と隙を窺っているのである。

芸術や文化の交流だけならまだしも、
政治や経済の世界においては、常に緊張関係を保っておかないと、
なにをされるのか分からないことを踏まえれば・・・ 腹が立つものの、
「鼬(いたち)の最後っ屁」ぐらいなら、可愛いものなのかもしれないと思ったりしている。

武器を手に取り戦うことは、けっしてあってはならないが、
法律や国際ルールを基にして、他国の立場を尊重し、
互いが妥協できる姿形を求める言論戦は、けっして避けてはならないし、怯んでもならない。

動物はそれが出来ないから・・・ 血を流すことを厭わないのである。
よって、人間の皮を被った、狂ったキツネ、赤いタヌキ、太った狂犬に隙を見せてはならない。

いま、政治と金の嵐が吹きまくってる・・・ この国では、
政権交代を望む声が大きくなっているようである。

政権を担う与党が、政治と金の問題に決着が付けられないんだから、
さもありなんではあるが・・・ なんて言ったら良いのか、言葉にするのは難しいが、
なんとなく、熱量がないような気がしている。

野党第一党が公表しているネクストキャビネットを見ても、
ワクワクするような高揚感のある人物はいないし、昔の名前で出ている人ばかり、
さらに、人心を掴むようなキャッチコピーもなければ、
ビジョンやマニフェストに至っては・・・ 影も形も見えていない。

政権交代時に、選挙で協力関係にある、共産主義を掲げる政党は加わるのだろうか?
加わらないとしたら、同党との関係はいったいどうなるのだろうか?
まずはそこを明確にしてもらいたい。
気がついたら、海を挟んで様子を窺う、赤いグループに寄り添っていたなんてのはまっぴらである。

野党第一党は、政治と金の問題を政権選択の公約に掲げて、争点にしたいのだろうが、
こういった問題は、当たり前のことを、当たり前にしようとするだけのことであり、
大変申し訳ないが・・・ マニフェストに掲げるようなことではない。

政治と金の問題で、国民感情は憤懣やる方ないぐらいの・・・ ストレスを溜め込んだが、
それでもって、国民生活に取り返しがつかない影響がでたわけでもないだろう。

政治と金の引鉄を引いた政権与党が、よもや政治と金の落としどころに、
「鼬(いたち)の最後っ屁」の如く臭い匂いを放ち、力ずくでなんてことはないと思うし、
いかなる思惑が交錯しようと・・・ 是は是であり、非は非であるならば、
クリープのないコーヒーのような結末だけは、勘弁願いたいと思うが・・・ 如何なものだろうか?

なお、キツネだ、タヌキだ、イタチだと・・・ カップ麺でもないのに、
タラタラと愚痴ってしまったが、あくまでも個人的な思いであって、
コメントを頂戴しても、議論するつもりはないので、ご理解いただければありがたい。

また、赤く染まった国々の思想に親和性を感じないこともあって、
このようなことを綴ったが、読んでいただき気分を悪くされた方がいらっしゃったら、
大変申し訳ないが、そういうことでご理解を願えればありがたいし、
いつになく興奮してしまって、汚く乱暴な言葉を使ったことについても、ご容赦願えればありがたい。

追伸
これは全くもって余談だが、甲子園で優勝経験のある故郷の伝統校では、
半世紀以上も前のことなんで、いまはどうだか分からないが、
クラス分けが1組、2組や、A組、B組ではなく、仁組、義組、礼組、智組だったと記憶している。

花組、月組、雪組、星組、宙(そら)組の、宝塚に対抗したわけじゃないが、
話のネタに付け加えさせていただいた。


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2 コメント

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快刀乱麻を断つ (雨あがりのペイブメント)
2024-05-20 09:49:19
今日は。今日は朝から雨が降り、午前中の日課の畑作業もできず、皆様のブログ等見て過ごしています。
 いつもながらの「簡単にして明瞭」の論旨の展開に脱帽です。まさに、「快刀乱麻を断つ」の勢いですね。ただ、「鼬の……」の比喩は趣旨はよく理解できますが、少し違和感を覚えます。それは、キツネ、タヌキ、ブタのたとえに対応する鼬なのかもしれませんが、それでもどうもです。
 五常については、江戸時代の農政家・二宮金次郎が儒教の五常思想を基本理念とした金融制度・「五常講」をつくり、疲弊した農村社会の復興に尽力した歴史がありますが、ご指摘の通り、今の中国には、無視せざるを得なく、教育から抹殺する以外に術がなかったのでしょうね。
 ありがとうございました。
Unknown (多摩爺)
2024-05-20 13:07:49
雨あがりのペイブメントさん、こんにちは

仰るとおりです。
キツネ、タヌキの延長上でイタチを引き合いにしてしまいました。
多少こじつけかなと思いましたが、まんざらでもない比喩かなとも思っています。
自画自賛みたいで申し訳ございませんが、年寄りの戯言として、大目で見てやっていただければ幸甚です。

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