タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪釧路管内標茶町の塘路湖に御神渡り出現≫

P1150495 松の内が過ぎた八日の新聞(1月8日付『北海道新聞』第1面)に、釧路管内標茶町の塘路湖に御神渡り(おみわたり)出現という記事が掲載され、「寒いけれど、観察に行こうか」と、九時に我が家を出た。国道391号の路面に雪はなく、四十分の安全走行で塘路湖エコミュージアムセンター駐車場に着いた。外気温は氷点下8℃で北北西の風が冷たい。
 昨年は、二月二十四日に屈斜路湖の御神渡りを観察している。屈斜路湖のものと比べると規模は小さいが、塘路湖は国内で最初に御神渡りが出現する湖で、「東西に長い湖を南北に横断するかのよう」(同新聞)に、数百㍍に渡って氷の盛り上がり(高いところは50㌢=同新聞参照)が連なっている。
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 観察を終えてエコミュージアムセンターに立ち寄ると、指導員の方から、「日が昇って気温が上がると氷が緩み、割れ目に近づくと危険です」と注意を受けた。確かに、氷の厚さは20㌢だそうで、隆起した割れ目の部分から湖水が見える所もある。
P1150504 氷上のあちこちに設営されたワカサギ釣りの防風用テントを眺めながら御神渡りまで歩く途中、氷が動く「ギシッバシッ」「ウググッ」「ウゴゴッ」と不気味な音が聞こえ、身体に氷の揺れが伝わってくる。盛り上がりの低いところを跨いで写真を撮ったが、どうやら危ない行為だったようだ。湖に足を入れる前に、センターで指導員の方に氷の状況を確かめるべきだったと反省している。センターで双眼鏡を借りて小鳥を観察し、氷の世界を後にした。

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