タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ ア ス チ ル ベ 開 花 ≫

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 開花日は、四種とも同一ではない。左上は、野生種のヤマブキショウマを、6月23日に、別保原野を藪こぎして撮影した。この時期には、トリアシショウマはまだ開花していない。梅沢俊『新北海道の花』(北海道大学出版会)によると、トリアシショウマとの違いは、花の付き方、つまり、円錐状総状花序(ヤマブキ)/二重の円錐状花序で腺毛が密生(トリアシ)で区別できるという。
 他の三種は、いずれも園芸品種のアスチルベである。右上の赤花は、花穂が少なく全体にボリュームに欠けるが、開花は7月26日で一番早い。今年の花は、例年になく発色がよい。三日後に桃花が咲き、白花は最後になった。6月2日に≪アスチルベの植え替え≫を投稿し、白花の開花・撮影までに約二か月を要した。花穂が上がってから、色づくまでに日数がかかったのは、天候不順のゆえか、あるいは、まだか、まだかと、朝一番に眺める、急く気持ちのせいか。
 桃花の右に見える鋼管は、花の観賞にとって興ざめだが、上にスズメの給餌台が載っている。毎日、群がって餌を啄み、置き土産を落として飛び立つので、アスチルベの葉は、ところどころ白く変色したようになっている。ま、食べれば出るものだから、仕方がない。「なら、他の場所に移して下さい」と、スズメに叱られるそう。

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