タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪日本政府の杜撰な放射性物質安全基準(11年)≫

P1200048 サンマの流し網漁の解禁は七月八日だった。この時季のサンマは、福島第一原発事故による三陸沖の放射性物質汚染のまっただ中を北上(サンマ回遊パターンは、7月4日付『北海道新聞』第1面から転写)し道東沖で漁獲されるもので、明らかに海洋汚染の影響を受けているとみなさざるを得ない。
P1200051_3 残念ながら、空き缶(菅)政府による放射性物質の海洋生態系への影響調査は「なおざり」の一言に尽きる。サンマの放射性物質検査は地方自治体や業者任せで、可食部分のみ、しかも二週間に一回だ。そんな数値を国民が信頼できるわけがない。
 岩間宏氏の時事マンガをブログ記事に借用(「いま この一句」は、7月23日付『釧路新聞』第4面から転写)するのは二度目だが、時宜を得た内容である。七月の流し網漁でも八月以降の棒受け網漁でも、しばらくサンマは食しないのが賢明だ。基準値を超えた汚染牛肉の二の舞いを演じることは間違いない。
P1200054P1200055 現在、道東沖で例年より一月も早く漁が本格化しているスルメイカの場合は、サンマと比較して回遊径路(写真下段は、7月23日付・前掲新聞・第27面から転写)が異なるので放射性物質汚染は心配ないとされているが、政府は東北地帯の海域について正確な放射性物質汚染数値を有していないので、安心はできない。現に、シナの調査船がこの水域で高度の汚染を確認したと報道されている。シナ、恐るべし。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「政治経済」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事