八潮おやじ倶楽部

二中おやじの会('92設立)を発展的に解散
05/7/18発足~11/03/31までの活動記録

八潮南高2

2010-08-22 | Weblog
八潮南高で経営者が就職応援 リアルな面接実践
 

老人ホームの経営者(右)と保険代理業の社長による模擬面接=県立八潮南高校
 八潮市南川崎の県立八潮南高校(生徒数502人)で、市内の企業経営者による「就職試験突破のための実践的模擬面接」が行われた。これまでコンサルタント会社や同校教師による模擬面接は行われているが、実際の社長たちが地元の県立高校に協力し応援するのは初めて。

 この企画は、八潮ロータリークラブ(会員46人)が協力して実現した。7月の同校評議員会議で、評議員として出席した同クラブの太田與理子会長に、実業界から公募採用された松村和則校長(49)が「今年の就職は厳しい。手伝っていただけないか」と協力を持ち掛けた。1週間後に「やりましょう」という返事で、とんとん拍子に決まった。

 7、8月は目指す企業の見学を行い、例年だと9月から始まる採用試験の直前指導を行う。だが、今年は企業見学の後に「生の社長たちによる模擬面接」が日程に入った。生徒は、就職希望者全員ではなく、面接を重視する企業を目指す生徒17人に絞った。社長は製造、事務、販売の3部門の8社8人。

 建築業杉村工務店の杉村幹夫社長(58)は「面接では性格、個性の明るさ、うちの社員と一緒にやっていけるかどうかを見た」。保険代理店経営の高橋裕社長(44)は「生徒の働く意欲があるかどうかを見た」。杉村社長らは「生徒たちに好感が持てた。来てもらいたい人材だ」。

 職員80人で介護付き有料老人ホームを経営する会田信男さん(69)は「みんなに来てほしい」。保険代理店経営の桜井勉さん(73)は「みんなフレッシュ、素晴らしい。模擬面接は私にとっても勉強になった」。

 生徒たちからは「緊張した」「予想外の質問があって参考になった」などと好評だった。スーパーマーケットのレジスタッフを希望している赤嶺里奈さん(17)は「自己PRに戸惑った。でも緊張感は本番と同じ。自信がつきました」。

 今年の3年生は普通科、商業科、情報処理科の3科合わせて125人。うち71人が就職を希望。生徒たちは6月に面接の作法について一般的な授業を受け、7月は生徒1人について教師6人を相手に1回30分程度の模擬面接。35人の全教師が、平均で40人の生徒を受け持つ。80人を相手に模擬面接を行う教師もいる。

 進路指導担当の大沢正彦教諭(44)は「実業界出身の校長だからこそ思い付いたアイデア。本物、生の経営者による模擬テストなので、生徒にとって大いにプラスになったと思います」と語った。


 




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