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南方署強行犯係 狼の寓話 近藤史恵

著者の本は10冊目くらいだが、刑事が主人公という警察ミステリー小説はこれが初めて。新米刑事と教育係の辣腕女性刑事が、失踪した殺人事件の容疑者を追うというストーリーで、犯罪の背後にある動機が謎の中心なのだが、最後に行き着く事件の真実によって現代日本の抱える大きな問題が浮かび上がる。ここで何度も書いているが、とにかく最近の小説に出てくる男子、悪者比率が高すぎて、こういう世の中なのかなぁと悲しくなってくる。本書の主人公たちの活躍、すでに続編もあるようなので読むのが楽しみだ。(「南方署強行犯係 狼の寓話」 近藤史恵、徳間文庫)
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