山歩人・吉克の山楽日記

北海道の“山”を中心にオールシーズン山歩(散歩)する・・・単独登山多し、山をテーマに限定した時々気まぐれ日記です!

マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅴ雪害&酷暑対策編

2024年05月17日 | 🏢マンション管理組合編

雪害と酷暑のマンション管理と対策を考える

時季にもよるが降雪が少ないとき凍結の頻度が少ないときMSのロードヒーティング等の燃料費など除排雪関係の経費は削減できた

マンションを購入してから、何度か大雪となったが、窓から降りしきる雪を見ては、雪かきをする必要がないので安堵した…腰痛もない…

しかし、雪害による組合員からの要望対応は大変である…揉めることも度々ある

主な要望は下記参照

駐車場を変更したい

要望現在の駐車場は除排雪が大変であり駐車場の変更を要望・指定希望したい ロードヒーティング&屋根付き駐車場でも場所によっては積もる…なんとかせ

基本的な考え方

使用契約の駐車位置は、原則として抽選により決定する。

使用契約(一般駐車場)を締結している組合員から駐車位置の変更希望があった場合は、理事会は変更理由を考慮し、駐車区画の余裕の範囲で変更に応じる。ただし、変更理由に妥当性がない場合は、理事会は許可しないことができる。

※法律的には管理組合が管理している通常の駐車場の場合、管理規約または使用細則等に従うのが社会通念上の常識

多くの管理組合では、①特定の区分所有者に対し駐車場使用契約により専用使用権を設定する。②その区分所有者が住戸(専有部分)を譲渡または賃貸した場合、専用使用権は消滅する。使用期間や使用料は駐車場使用契約で具体的に定める等、基本的な定めをしている。使用期間は自動更新条項により、更新を繰り返している場合が殆ど。空きが出たら抽選または申し込み順により次の使用者が決定される仕組み。

理事会の見解・課題(事案の検討)等

駐車場の指定は現実的にできない

駐車場の変更希望者(風雨の汚れ、樹木からの落葉付着、強風など)は多い

総会で提起していただき、空き駐車場に対し希望者を募り抽選を行うのが理想である・・・以上

バルコニーの排水溝が凍結する

要望大雪によりマンションの西側の某部屋ではベランダの排水溝が凍結し、放っておいたら溶けてダムのようになって部屋に浸水 ヒーターの設置や排水ポンプの検討などが必要だ

基本的な考え方

マンションのバルコニーは共用部分だが、部屋を使っている方に専用使用権が存在。基本的には住民自身で除雪しなければならない。

組合規約で「バルコニー等の保存行為のうち通常の使用に伴うものには、専用使用権を有する者がその責任と負担においてこれを行なわなければならない。」としている。マンションの「住まいのしおり」の中の除雪で「バルコニーは入居の皆さまで除雪を行なって下さい。」を書いてある。

したがって、現行では組合負担でヒーターを取付ける必要はない。大雪時には確実かつ効率的に取り組む方法を考えることが必要。

理事会の見解・課題(事案の検討)等

専有使用部分のベランダの管理(除排雪等)は原則各住戸においての対応をお願いすることとなっている 組合負担で電熱線等のヒーターを取り付けることはできない これまで、各住戸はベランダの効率的な除雪対策に取り組んでいるが、建物の構造上の問題や近年の自然災害の影響等により例年以上の寒波や大雪等が常態化する可能性は否定できない。緊急を要する場合は住宅管理員や民間の除排雪業者などによって対応することも考えられる。今冬において現場調査の実施や状況によっては総会での審議事項となることもあるのでその際は協力を

なお、当マンションにおいて、最下階や玄関テラス屋根には融雪時等においてリスクが生じる可能性があることから特例として電熱線ヒーターを設置している。

各住戸では、大雪の際、少しずつでもベランダの雪を浴室等に排雪している。高齢化の方は家族に頼んだり・・でもバルコニーにどっさり積もるほども大雪はめったにない。ここの住居者は窓をテープ等で完全に閉め切っているようで暖気で一気に溶けて溢れ出したということ

排水ポンプの準備は有効な手段だが、排水管凍結は「結果」であり、先ずは「原因」を追究することが肝要だ 。優先すべき対策として、ベランダの除雪を徹底して、どうなるかを考える必要がある。その上で、どうしても凍結が治まらない箇所には、ヒーター設置も必要かと考える。あくまで第一義的には専用使用権を有する者が、その責任と負担においてその管理を行う事は忘れてはいけない。理事会としては、今季の雪害対策にあたり広報等の周知により除排雪の徹底(除排雪対策の手順など)を促していきたい・・・以上(次期理事会等の議論では変更となる可能性あり)

ベランダとバルコニーの違いはなんだろう

ベランダは2階以上にあり、住戸から外に張り出していてある程度の雨風をしのげる屋根のあるスペースを指す。形状、広さにもよるが、雨の日でも濡れずに過ごせるし、洗濯物も干すことができる。バルコニーはベランダと同様のスペースだが、大きく異なるのは屋根がないこと…勉強になった

エアコン需要急増

理事長で一番決裁が多かったのはエアコンの設置許可かもしれない…10年前の北海道のエアコン普及率は約18%だったが、最近のエアコン普及率は約40%まで上昇…エアコンを設置する家庭が増加傾向だ10年後には60%を超えると思われる…

道内のエアコン設置業者は、昨年は秋になっても設置工事に追われていた…今後もの記録的な猛暑は続くと思う…北海道は二極化・二季化し、春や秋がなくなっていくのかもしれない

ある研究では、地球温暖化で北極海を覆う氷が減少すると、日本の冬は寒くなる…そんな意外な気候変動の仕組みが、海洋研究開発機構の研究で分かったが…寒波や道内の大雪に影響している可能性が高くなるというのは本当かな

兎にも角にも気候変動により毎年世界各地で異常気象による災害起きている…MSの区分所有者であり続ける限り、夏の猛暑時や冬の大雪時でも住民が心地よく過ごせるようなマンション運営に協力しなければならないる...管理組合事務所にもエアコンが設置された…熱中症で管理員や清掃員が倒れたら困る

風水雪害 地震 停電 火事など自然災害等はいつ起こるかわからない

防災グッズの中身や置き場所を確認する避難経路の除排雪など、日頃から災害に備えておきたい…胆振東部地震では、停電や断水などの被害があった…地震保険が役立った…

多くのマンションでは、

建物の老朽化と併せ、居住者の高齢化二つの老いが進行

役員のなり手不足機能不全の対応、住民の生命や財産を守るため今後のマンション政策は喫緊の課題かもしれない・・・

始~マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅰ くじ引き選任

マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅱ 改革編

マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅲ 防火管理者編

マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅳ 防災防火訓練編(山座同定)

マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅴ雪害&酷暑対策編

マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅵ🍶懇談会編

終~マンションの理事長になってしまった(-_-)…№Ⅶ 総会議長編


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