電車やバスに乗る時、プリペイド・カードの使える範囲が拡がり便利になった。
日頃、JR東日本の「Suica」を使っているが、地方の私鉄やバスなどでも、共通して使える路線が増えているのは有難いことだ。
但しこれは鉄道やバスの話である。
先日、四国(愛媛県・松山市)へ旅行したときである。
自宅から羽田までに使う私鉄二路線、JR山手線、松山空港から市街迄のリムジン、松山市内の路面電車、そのすべてに「Suica」が使えた。
出発地から目的地まで、現金を出す必要はなく便利である。
また、予約している飛行機に乗る場合は、「航空会社の会員カード」を使って搭乗している。
その時は、読み取り機にカードをタッチしても、ボワーンという電子音とともに開くはずのゲートが開かなかった。
スムーズなお客の流れが、当然私のところでストップする。
「機械のトラブルか?」と、不満顔で職員の顔を見ると苦笑いしているではないか。
自分も手に持ったカードを見て、その場を笑って誤魔化すしかなかった。
読み取り機に「Suica」をタッチしていたのだった。
「カードの大きさが同じだから間違うんだよ」などと、なんの言い訳にもならないことをつぶやいてドジな自分を慰める。
そのとき私の後ろに並んでいたお客さんに、お詫びを申し上げる。