「僕たちは一体何のために働いているんですか!」
ここは人間の体の中。赤芽球から脱核した赤血球たち達は、明るい雰囲気の職場紹介映像を見た後に研修に向かうが、そこに待っていたのは、何も教わらないまま先輩から無茶振りされる仕事の数々。とまどいながらも体中へ酸素の配達に向かう赤血球(AA2153)だったが、職場紹介映像で見た細胞たちは、過酷な労働によりすっかり変わってしまっていた――
- 脚本 森ハヤシ
- 絵コンテ 山本秀世
- 演出 北村淳一
STORY | TVアニメ「はたらく細胞BLACK」 公式サイト (saibou-black.com)
赤血球の新人たちが研修を受けています。紹介映像では、他の細胞たちも元気で生き生きしています。
その後の質疑応答で
「時間外労働ってのはどんくらいあるんですか?」
という質問に対して
「ないとは言い切れませんが、極力減らすように動いています。働き方改革というやつですね。」
そして
「効率のいい短時間勤務、福利厚生の充実も視野に入れて安心して働ける環境を目指しています。」
現場研修のはずが・・・先輩たちによって初日から仕事をするように言われる。
道に迷っていると後ろから声が。紹介映像にいた血小板。しかし映像とは違いガラが悪い目つきも悪い。
次は胃。やはり紹介映像とは全然違う。胃の主細胞によると、映像を撮影した頃と今とでは状況が全く違うという。疲労・睡眠不足・暴飲暴食などにより、この体内は悪化しているという。
今度は一般細胞からのクレーム。末端の細胞に酸素が行き届いていないという。そんな時先輩が助けてくれた。この先輩は優しいだけじゃなく、いつも笑顔。この過酷な状況の中でなぜ笑顔でいられるのか?その答えは
「簡単なことだ。感情を殺せばいい。休みたい、楽したい。そんなことを期待するからつらくなる。感情を全部殺せば笑顔でいられる」
その目笑っていない。
そして2人が行った先にはLDL悪玉コレステロールま不法投棄現場。原因はストレス。
体内を一周して少し休憩をしていると最初に出会った先輩から休まず働けと命令される。
消化器系へ向かおうとする突然煙が。一酸化炭素だ。これに触れてしまった先輩たちはゾンビのようになった。
血圧が上がり、血管も細くなっていく。
謎の煙(毒物)によりアセチルコリン受容体が作用する。
しかも肺炎球菌が入り込んだ。
肺炎球菌に襲われそうになった時助けに来てくれたのは白血球(好中球)だった。
日笠さん、また巨乳キャラか。
危機を脱した赤血球は酸素を脳へ運ぼうとするが、その方向には一酸化炭素が。
先輩赤血球が酸素を持って脳へ向かう
好中球と新米赤血球は、一酸化炭素の原因を調べるため肺へ。そこで二人が見たものは、汚れた肺だった。
今回の事件の原因は、喫煙によるものだった。ニコチンが検出された。
10年振りによる喫煙。
この体はこれからどうなっていくのか。
「はたらく細胞」のスピンオフなのですが、なかなか重苦しいアニメです。
本編が軽くて面白いのに、こちらはダークでブラックですね。
やはり年を重ねて中高年になってくると、体のあちこちにガタがきて、このようになってしまうんでしょう。健康や食事、運動などに気を遣っていても年には勝てない。
今回は「喫煙」の怖さでした。
私は「喫煙者」ではなく(生まれて一度もタバコは吸ったことがない)、この作品よりは肺はマシだと思うのですが、「副流煙」などで本当はどうなっているんでしょうか?
一度、人間ドックにでも行かないと。
その辺にあるホラー作品よりも怖いものが始まりましたね。
「公式サイト」
TVアニメ「はたらく細胞BLACK」 公式サイト (saibou-black.com)
「公式Twitter」
『はたらく細胞BLACK』【公式】さん (@cellsatworkbla1) / Twitter
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