第一次世界大戦後、日本はドイツ領だった太平洋上の島々のうち赤道以北部分について、国際連盟より統治を委任されました。「南洋群島」と呼ばれたこれらの島々には日本から多くの移民が送られ、サイパンなどの島々では先住民よりも日本人の方が多く暮らすようになりました。昭和16年(1941年)からの太平洋戦争において、これらの島々は戦場となり、多くの兵士や住民の命が失われました。
今回の展示では、南洋群島をはじめとする南洋の島々において、滋賀県民が体験した戦争の記憶を関係者の体験談や関連資料などで紹介します。