「【政府交渉】~支援対象地域の縮小・撤廃、避難者切捨ては法を踏みにじるもの~「子ども・被災者支援法」基本方針改定に関する政府・市民意見交換会 」
復興庁は、「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針の改定(案)」を発表し、2015年8月8日までパブリック・コメントに付しています。
この中で、復興庁は、線量が低減したとして、「避難指示区域以外から避難する状況にはない」とし、支援対象地域を今後、縮小・撤廃していく方向性を示しています。しかし、実際には、避難指示区域にも汚染は広がっており、復興庁の方針は事実に反するのみならず、避難者を切り捨てるもので、「20mSvを下回るものの、一定の線量以上の地域」を「支援対象地域」として、政府の避難指示区域以外からの避難者・居住者・帰還者を、国の責任により支援していくという、「子ども・被災者支援法」の本来の規定に反するものです。
こうした点について、規制庁・復興庁と意見交換を行います(調整中)。また、記者会見を開催します。
意見交換は、事前に提出した質問書に沿って行います。
※政府側:復興庁・規制庁※市民側:福島からの避難者、支援者、弁護士
※テーマ:・規制庁見解について
・線量過小評価について
・「子ども・被災者支援法」の規定との齟齬
質問書(PDF)※参考資料>FoEJapan声明
「線量過小評価を生む政府の計算式と個人線量計の問題点」…青木一政/ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
「汚染の実態~南相馬を例に」…小澤洋一(南相馬避難勧奨地域の会」
「避難者の声を」…長谷川克己/郡山市から静岡に避難…宇野さえこ/福島市から京都に避難
「避難者切捨ては許されない」…満田夏花/FoEJapan
「支援法に反する政府方針」…弁護士