上を下へのジレッタ レポ ネタバレあります

いやこれは……素晴らしかった！！ホントに！！

たくさんの方のレポでもある通り、これは横山裕以外では出来ない。この作品が生まれた時から、横山裕という演者を待ってたんじゃないかってくらい。
きっとこれは言い過ぎではないと、見た方にはわかってもらえると思います。

ヨコは、お得意のニヒルな笑みが、ここぞとばかりに私たちをソワソワさせる。そして細身で、足が長く指の先まで美しいスタイルで、門前市郎になってた。そう、門前だった。
自分以外の人間を全て騙そうとする、傲慢な。でも、きっと自分をバカにしてるだろうけど、なぜか惹きつけられて、結局騙されちゃう。それって、騙した当の本人の門前が、騙された人間を笑わないからかな。いや笑ってるんだけど、そんな人間というものすべてを笑ってる。自分も含め。だから、騙されると薄々感づいてでも、突き放せない。そういうとことんの悪人になり切れない、実は凄く人間臭い男を演じさせたら天下一品！！そういうのって、ヨコの浮世離れしたルックスも、大いにプラスになってると思う。

おっと〜、またヨコの話でかなりを占めているな。これネタバレまで行かないな。というわけでとりあえず。