"Behind every great fortune there is a great crime." -- Balzac
フランチェスコ・アイエツ作:シチリアの晩鐘
赤い楯-ロスチャイルドの秘密 下巻-2
広瀬隆、集英社、1991。
第七章 バチカンのゴッドファーザー
ブラックフライヤーズ橋死体遺棄事件
1896、カトリック教会、ミラノにアンブロシアーノ銀行を設立。近郊トリノにはフィアットのアニエリ財閥がある。
アンブロシアーノ銀行、世界各地の違法事業への投資で好収益を上げる。兵器産業、ポルノ出版、避妊用製薬への投資、バチカン銀行も関与。
1989、アンドレオッティ首相、六度目の組閣、バチカン銀行シンドーナの盟友。グイド・カルリ蔵相もバチカンの不正蓄財を黙認。
伊フリーメーソン・プロパガンダ2、略してP2の存在。その暗殺手口は、マフィアと同様に挑戦的、威嚇的。
1979、新聞編集人ミノ・ピコレリ、P2首領リチオ・ジェリの記事を出した当日に暗殺。
1979、調査官ジョルジョ・アンブロゾーリ自宅前で射殺、バチカン投資の調査中。
アンブロシアーノ銀行、不正融資疑惑で信用収縮、破綻寸前。頭取ロベルト・カルヴィ、カルロ・カラッチオロに救済を求める。
新聞社社長カラッチオロ、フリーメーソン団長コロナ、バチカン高官フランコ、アンブロシアーノ再建策を検討、カルヴィは引責。
1982.6/17、アンブロシアーノ銀行頭取秘書グラツィエラ・コロケル投身自殺。
翌6/18、アンブロシアーノ銀行頭取ロベルト・カルヴィ、英テムズ河のブラックフライヤーズ橋で首吊り遺棄。
ブラックフライヤーズ橋、ユニリーヴァ創業セインズベリー家の社員教育センターがあり、営業の本拠地。
1986.3/20、バチカン銀行財政顧問ミケーレ・シンドーナ、取り調べ中に服毒自殺。ミケーレはカルヴィの育ての親。
銀行は救済、バチカンの名に泥を塗った頭取は処分、という結末。
背景人脈
カルロ・カラッチオロ、有力紙レプブリカ社長、アニエリ財閥と姻戚。
カルロ・デベネデッティ、レプブリカを傘下とするモンタドーリ・グループ総帥、タイプライターのオリヴェッティ社長、ブイトーニ支配人、フィアット副社長、過去にアンブロシアーノ副頭取も経験。
ジョヴァンニ・アニエリ、アニエリ財閥総帥、ラザール・フレール重役、妻はカラッチオロ・ディ・カスタニェト家のマレラ王女。
1899、初代ジョヴァンニ・アニエリ、フィアット創業。フォードの技術導入、シトロエン株49%をラザールから購入。傘下、アルファ・ロメオ、フェラーリ、事務機オリヴェッティ、国有公社IRI、化学モンテジソン、穀物フェルッツィ、イタリア商業銀行、クレディト・イタリアーノ、メディオ・バンカ、軍需アエリタリア、軍需スニア、アリタリア航空、ブイトーニ。
カルヴィとゴールドスミス
英プライヴェート・アイ誌、カルヴィ頭取のパートナーはジェームズ・ゴールドスミスと暴露。名誉毀損、賠償額85000ポンド、ロンドン高裁。この判決は正しいのか。
カルヴィの息子はハンブローズ銀行勤務。ジェームズ公認の盟友セリム・ジルカはハンブローズ仲買人。カルヴィ傘下銀行頭取アントニオ・トネロ、石油採掘ベーシック社重役を兼務、その会長がジェームズ・ゴールドスミス。
グアテマラ軍事政権、油田国有化を指向。ジェームズ、ウォルターズの仲介で石油採掘権を確保。
ヴァーノン・ウォルターズ、第三世界のクーデターの仕掛け人。1972-76、CIA副長官、レーガン政権下で国連大使。1953、モサデク革命を転覆。1964、ブラジル軍事クーデター誘発。チリ・アジェンデ政権打倒、ニカラグア反共コントラ支援、朝鮮戦争とベトナム戦争での暗躍。
1989.12/、米パナマ侵攻。ノリエガ将軍、パナマ市バチカン大使館に亡命。中南米の麻薬投機に関わるバチカンの姿を垣間見せるが、攻め入ったCIAと、その両方の背後にジェームズ・ゴールドスミスの影がある。
シシリー島の歴史
地主と小作人の対立、コルレオーネ村は農民一揆の一大拠点。
不在地主、農民管理を組織化、それがマフィアとなる。ジェームズ・ロスチャイルド、独立国家シシリーの貨幣鋳造を担当。
イタリア統一運動へのシシリー島の反抗。マフィアと農民とが一体となる。
渡米したイタリア移民への英仏移民の迫害。マフィアは自警団の下地となり、犯罪組織へと発展する。1920年代の禁酒法で発展、カナダのブロンフマンと取引。その収益はGMを凌ぎ、後にGMを買収したデュポンの最大株主がブロンフマン。
カポネ、ルチアーノ、ガンビーノ、カステラーノ、後にイスラエル首相となるメナヒム・ベギンの活躍。
イタリア統一の歴史
1848、イタリア統一運動の高まり、それを分断する欧州列強。ローマ法王、ナポリ国王は統一反対。それぞれの背後にはバチカン、ロスチャイルド家。
1860、バチカン、ナポリ、ヴェニス除いて全土が統一。
ガリバルディー率いる赤シャツ隊、シシリー上陸、占領。マフィア、赤シャツ隊残党と融合。
トリノのサヴォイ王朝、統一イタリアの君主として擁立。シシリー島民、サヴォイ王朝に対して団結。
1860.9/7、赤シャツ隊、フランス王室ブルボン家ナポリ王を打倒。伊三代目アドルフ・ロスチャイルド、命からがら逃亡。
二代目エドアルド・アニエリ、ブルボン家ヴィルジニアと結婚。
1866、ヴェニス、イタリアに統合。
1870、法王ピウス九世、バチカンは牢獄と定義して籠城。窮地のバチカンにロスチャイルド、20万$を融資。
現在、バチカン銀行の投資顧問は、ロンドン・ロスチャイルド銀行、ハンブローズ銀行、クレディ・スイス。デンマーク・ハンブロー男爵も含めてすべてロ系。
サヴォイ王朝ヴィットリオ・エマヌエレ二世の即位。
レオ十三世、バチカン銀行の設立。
70人の枢機卿、諜報機関として最適。また、黒いパラシュート部隊と呼ばれる僧兵集団もあり。
1929、ラテラノ条約、バチカン市国の独立を公認。枢機卿ラファエル・メリーテルヴァル、独裁者ムッソリーニの契約。
ラファエル・メリーテルヴァル、イギリス系スペイン貴族、ズルエタ家、ヘネシー家、ほか三家を介して英ウェルズリー家と姻戚。ポグロム難民の救済にも尽力。
1942、ピウス十二世、バチカン銀行をより投機的に改革。英カンタベリー大主教ウィリアム・テンプルの尽力。父フレデリックも大主教で、その推薦者はソールズベリー首相。
バチカン、アニエリ、ロスチャイルドの関わり
バチカン銀行の投資先、聖霊銀行、その最大株主IRI副社長はアニエリ。
アンブロシアーノ銀行に最大融資したラヴォロ国家銀行重役ジョージ・トニークロフトはレウミ銀行重役を兼務。ジェームズ・ゴールドスミスも同じレウミ銀行重役。ラヴォロ国家銀行はイラク・フセインに巨額の不正融資。
アンブロシアーノが買収したリツォーリ社はアニエリ傘下の新聞社。
アニエリ中核イタリア商業銀行頭取ガエターノ・スタマティ、イタリア蔵相、フリーメーソン会員を兼務。同銀フランス代表はジャン・フランソワ・マル。
フィアット社、第二次世界大戦で軍需産業化。
アニエリ家、仏王室ブルボン・デル・モンテ家を通して、独王室ランドグレーヴ家、英王室ウィンザー家と姻戚。
マッティの悲劇
エンリコ・マッティ、ENI石油公団を設立。
イラン、モサデク革命政権、石油国有化を表明。国際石油メジャー、その販路を断つ。
マッティ、イラン75%で石油輸入契約。さらに、エジプト、モロッコ、リビア、チュニジア相手に石油外交を展開。ロックフェラー、ロスチャイルド両陣営に属さず。
1962.10/26、マッティ搭乗旅客機、離陸直後に墜落。乗員全員死亡。
1963、シェル進出、モンテシェル設立。1966、さらにモンテジソン設立。
ロスチャイルドとアニエリの姻戚
アニエリ家のジョヴァンニとウンベルト、両人ともカラッチオロ家と姻戚。カラッチオロの娘、仏エリック・ロスチャイルドと結婚。ヘンリエッタ・カラッチオロ女史、デビアスのデザイナー兼代理人。
1563創業のトリノ・サンパオロ銀行、会長ジャンニ・ザンダノは英ハンブローズ銀行重役を兼務。重役チャールズ・ハンブローはハンブローズ銀行会長。相互乗り入れの仲。子会社シシリー銀行はマフィアの資金源。
かつて世界金融を支配したイタリア、ロンバルディア人がロンドンに進出したので、今もロンバード街の名が残る。しかし、メディチはロスチャイルドに取って代わられた。
第八章 悪魔の詩
ロスチャイルドの報道支配
1832、仏シュルル・ルイ・アヴァス、AFPを創業。政府の腕木通信を望遠鏡で覗いてのニュース配信。裏でロスチャイルドと連携、ヴォルフ、ロイターは部下。
1848、ベルンハルト・ヴォルフ、ドイツへ。
1851、ポール・ジュリアス・ロイター、イギリスへ。
1859、アヴァス、ヴォルフ、ロイターの秘密協定。ロイター通信の最初の顧客はライオネル・ロスチャイルド、またロイター像の除幕式で紐を引いたのはエドマンド・ロスチャイルド。ロスチャイルドの商業網がそのままロイターの通信網になる。
二代目ハーバート・ロイター男爵、妻を失った悲しみから自殺。後継者はクリストファー・チャンセラー、1941からロイター総支配人。
南ア侵攻のグラッドストーン首相、その息子ハーバート・グラッドストーンは南ア初代総督、差別法作成。その南ア総督の甥にして、初代ローデシア総督の息子が、このチャンセラー。
メディアを抑えろ。”They do not merely analize and interpret foreign policy fot the United States;They help make it"『彼ら(マスコミ)は米国の外交政策を単に分析したり解説などはしない:彼らはその実現(世界統一政府)のために働く』3分02秒
シオン長老の議定書・第12議定書参照
.....一片の記事といえどもわれわれの検閲抜きには公表されることはない。現在ですら既にこのことは達成されていて、すべてのニュースは少数の通信社に世界中から集められそこから配付されるようになっている。通信社は追って完全にわれわれの傘下に入り、われわれが許可したものだけが一般に供給されるようになるだろう......最前列に位置するのは、政府機関紙の性格をもった新聞であろう。この種の新聞は、常にわれわれの利益を擁護するが、それゆえに比較的影響は弱い。第二列に位置するのは、半官半民の刊行物で、なまぬるい無関心層を惹き寄せるのが役割である。第三列に位置するのは、見た目には全くわれわれの反対者として設立されたもので、少なくともその紙上では、まさにわれわれとは逆の立場に立つように見える論説を掲載するであろう。そこでわれわれの本当の敵対者は、この疑似反対論を真説と思い込み、自分の手の内のカードを見せてしまう。(これは言論の代理人デヴィッド・アイクなどに共通するものである)
欧米マスコミ閨閥
ライオネル・ロスチャイルド、ロイター通信を創設。
エヴリン・ロスチャイルド、そのひ孫、エコノミスト社主。
ヴィクター・ロスチャイルド、同ひ孫、英BBC放送理事。
ジェームズ・ベリー、ロイター会長、ファイナンシャル・タイムズ社主。
ヒョーゴ・グリーン、英BCC放送総裁。
アドルフ・オーチス、ニューヨーク・タイムズ社主。
デヴィッド・Sarnoff、マルコーニ無線会長。
ロバート・Sarnoff、その息子、NBC副社長。
ゴッドフリー・アイザックス、マルコーニ経営、通信独占、政界工作。
ルーファス・アイザックス、その弟、マルコーニ経営、駐米大使、インド総督。
ステラ・アイザックス、その妻、英BBC放送総裁。
サミュエル・サックス、ゴールドマン・サックス創業。
ジェームズ・サックス、その孫、ニューズウィーク創刊。
Dorothy Schiff、ニューヨーク・ポスト社主。
ジョン・ジャコヴ・アスター、タイムズ社主。
ロナルド・ノーマン、BBC会長。
ジョン・ヘイ・ホイットニー、ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン社長。
ウィリアム・ランドルフ・ハースト、新聞王。
ジョン・ランドルフ・ハースト、その息子、ニューヨーク・デイリー・ミラー社主。
ウィリアム・Paley、CBS創立。
クリストファー・チャンセラー、デイリー・ヘラルド会長、ロイター総支配人。
アルフレッド・ハルムスワース、デイリー・ミラー創刊。
ジョセフ・レヴィ、サンデー・タイムズ社主、デイリー・テレグラフ創刊。
ルパート・ギネス、ギネス・ブック会長。
マキシミリアン・テュルン・タキシス、通信の始祖。
ポール・ジュリアス・ロイター、ロイター通信創業。
ジェームズ・ゴードン・ベネット、ニューヨーク・ヘラルド創刊、スタンレー探検隊コンゴ派遣、ロイターと近い姻戚。
ウィットマン・チャーチル・ピアソン、ピアソン社主。
ロバート・Compton、タイム・ライフ・インターナショナル会長。
ウィリアム・Aitken、イヴニング・スタンダード社主、デイリー・エクスプレス社主、サンデー・エクスプレス創刊。
ジョゼフ・ピューリッツァー、ピューリッツァー賞の父、鉄道ヴァンダービルト一族。
ジャン・Prouvost、フィガロ大株主、マリー・クレール会長。
ジャン・Poniatowski、ヴォーグ重役、パリ・マッチ重役。
ジェームズ・ゴールドスミス、プレス・ド・ラ・シテ社主、エクスプレス社長。
ジャン・d'Ormesson、フィガロ社長。
ロベルト・S-Schreider、エコー創刊。
Jean Jacques S-Schreider、その甥、エクスプレス創刊、ル・モンド編集長。
ジャン・ルイス・S-Schreider、その弟、エクスパンシオン創業。
クリスチーネ・S-Schreider、その妹、エル編集長。
アンドレ・マイヤー、ラザール・フレール最高幹部。
ユージン・マイヤー、その息子、世界銀行IMF初代総裁。
キャサリン・グラハム、その娘、ワシントン・ポスト社主。
以上すべて姻戚、すべてロスチャイルド資本。同時に、軍需産業、原子力閨閥と重なる。
欧米ジャーナリズムの歴史
1895、伊グリエルモ・マルコーニ、無線通信の発明。渡英、ロイズ保険、イギリス艦隊と契約、ジョン・フレミングを技術顧問に迎える。
1908、太平洋商業無線の成功。サミュエル・ロスチャイルド、ゴッドフリー・アイザックスの資本参加、政界工作、マルコーニ事件。
1910、マルコーニ社、技術独占。
1912.4/13、タイタニック沈没。4/16、マルコーニ渡米、宣伝。
1919、RCA、米マルコーニを買収。元社員デヴィッド・サーノフ、会長に昇進、NBCを設立。同期、ペイリー、CBS設立。ハースト、UPI設立。
1980、テッド・ターナー、CNNを設立。
第九章 ベルリンは燃えているか
ドイツ統一までの歴史
1943、米財務長官ヘンリー・モルゲンソー、ドイツ財閥を解体、農業国家にせよ。
戦後、余りに打ちのめされたユダヤ人。軍人は裁かれても、クルップを除いて、実業家の多くは無傷で生き残る。
1948、ドイツ解体より、イスラエル建国に方向転換。
1948、戦後復興の為の銀行、再建クレディタンシュタルト、フランクフルトに設立。名称、地理ともにロスチャイルド系。
1951.3/13、イスラエル、ユダヤ補償を62億マルクと算定。
1952.8/28、30億マルクを十年で合意。
1951、西ドイツ、大量の戦犯釈放。4/3、造船の再開。ヤルマール・シャハト復活、アラブ寄り政策、救世主のごときオナシス。クルップとテュッセンの復活。
この容認は何故か。オナシスの運んだのはシェル、BPの石油。ドイツもアラブもオナシスも、ロスチャイルドの為に石油を運んだ。
ギュンター・ザスマンスハウゼン、ドイツ・シェル重役、再建クレディタンシュタルト重役、化学プロイサグ会長を兼務。プロイサグはイラクのフセインに毒ガスを輸出。湾岸戦争は仕組まれたもの。
ホルスト・ヤンノット、ウィーン・クレディタンシュタルト重役、伊ラヴォロ国立銀行重役を歴任。1989、ラヴォロ、イラクに不正融資。
オットー・ラムスドルフ、蔵相、ロ系アライアンス保険重役。1984、フリック財閥からの収賄事件、ボン地裁、金銭授受があっても収賄ではないとのトンデモ判決。チェルノブイリ後に、原子力擁護発言。フリック財閥は、戦後、石炭利権の売却益をパリ・ロスチャイルド銀行に信託。ドイツ経済は政財ともにロスチャイルドと通底している。後任の蔵相ハンス・フレデリックスもロ系アリアンツ保険監査役出身。英アライアンス=独アリアンツ。
ドイツ郵便の歴史
バイエルン出身マクシミリアン・テュルン・タキシス、近郊のヴェニスで郵便事業開始。
ドイツ皇帝の庇護を得て、国内でも操業。早馬、密使による郵便。
糊や封蝋を溶いて、中を見る役得。マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの接近。
テュルン・タキシス家、ロイター家、フッガー家と姻戚。これでは、英シティと独フランクフルトとは筒抜け?
著者、再建クレディタンシュタルトの重役を全員調査、予想通り、郵政関係者が二人浮上。
エルンスト・ブライト、再建クレディ重役、ドイツ郵便連合会長を兼務。電信電話通信を支配。
ヴァルター・ヘッセルバッハ、西ドイツ連邦郵便局総裁、再建クレディ、テュッセン、フォルクスワーゲン、クルップ、ザルツギッター、ルール石炭重役を兼務。独最大ライン・ヴェストファーレン電力副会長、ほか各種銀行で会長職を歴任。戦前はドレフュス銀行にいた生粋のロ系。コール政権の黒幕。
九代目当主ヨハネス・テュルン・タキシス王子、欧州最大の森林、バッキンガムより大きい城を所有。
1989.11/30、ドイツ銀行頭取アルフレート・ヘルハウゼン、テロにより爆殺。旧ナチス出身ながら、アリアンツ保険、ヴェストファーレン電力会長など、ロ系企業で活躍した人物。牽制か、用済みか、謎の多い死。
現代のドイツ企業、ドイツ政財界
ダイムラー・ベンツ、ドイツ銀行を財布として、メッサーシュミットを始め、全軍需産業を買収。
クルップ、会長ベルトホルト・バイツはシェル出身、IOC副会長を兼務。アディダスの背後にクルップ、その背後にシェル。
ヘキスト、仏ルーセルを買収、ノーベルと関係。
バイエル、会長ヘルベルト・グリューネワルトはアリアンツ保険、リオ・チント・ジンク取引鉱山会社出身。
BASF、副会長ゲルハルト・ブルメンタール、ラザール・フレール重役、カーター政権財務長官を輩出する一族。
ジーメンス、ドイツ三位、その大株主はリオ・チント・ジンク。
原子炉フェーバ会長ルドルフ・フォン・ベニグセン・フェルダー、クルップ重役、アリアンツ重役を兼務、ロス連携でナミビア進出、仏連携でニジェール利権漁り。
駐日ドイツ大使ヴィルヘルム・ハース、前歴はイスラエル大使、仏名はアース。アース一族はロスチャイルド銀行、ラザール・フレール、パリバ・インターナショナルの会長、重役に就任。
ドイツ統合は、コールでもゴルバチョフでもなく、死を覚悟して脱出した旧東ドイツ国民の功績。
バルト三国、ロシア経済圏からドイツ経済圏へ
バルト三国の重要性、鉱物資源のほかに、軍港、貿易港として重要。
リトアニア、ラトビア、エストニアのほかに、クレムリン直轄のカリーニングラード州がある。旧名、ドイツ帝国ケーニヒスベルク。
1933、シカゴ万博でのミス・リトアニア、イエヴュテ・パウレキウテ、米国籍取得してエヴァ・ポール、やがて結婚してバーバラ・ボボ・シアーズとなる。
1948、ボボ再婚、相手は石油王ウィンスロップ・ロックフェラー。ここからロックフェラー財閥のバルト三国への関心。
1991.1/、ソ連、バルト独立運動に軍事介入。
1991.8/。バルト三国の独立。バルト三国とハンザ同盟とを結ぶ経済圏の復活。ロックフェラー、ロスチャイルドの連携。
中東をめぐるドイツ財閥の行方
クウェート、ダイムラー・ベンツ株を大量購入。イラン、クルップ株1/4を所有。
王族、独裁者を好むロスチャイルド財閥。王族、独裁者相手の方が、贈賄が容易。莫大な贈賄をしても、原油価格1$下げれば元は取れる。収賄や女遊びにうつつを抜かす王様は、民衆を無視。
アラブ穏健派の正体
ユスフ・アルガニム、クウェート大富豪、GM大株主。
モハメッド・アルカラフィ、クウェート大富豪、クウェート・ナショナル銀行大株主、全欧に融資。
アブドラ・アルスレイマン、サウジ初代蔵相、息子は日産代理人。
スリマン・オラヤン、サウジ大富豪、クレディ・スイスと協力、ユダヤ人アーマンド・ハマー創業オクシデンタル石油に投資。
アハメッド・ジュファリ、ベンツ・ディーラー、欧米に投資。
ワリード・ビン・タラル王子、サウジ王室、シティグループ筆頭株主。
ラフィク・ハリリ、レバノン大富豪、米ベクテルに投資。
サリム・ビンマハフーズ、サウジ要人、カショギと盟友。
クウェート石油、独ヘキスト、ダイムラー・ベンツの大株主。
クウェート投資、BP株を大量保有。
クウェート・フランス銀行、フランス二百家族とつながり。
ピエール・ムーサ、パリバ会長、地中海クラブ、アラブ銀行、アラビア国際銀行の重役を兼務。
ガイト・ファラオン、アラビア海運会長、地中海クラブ重役を兼務。
アブドラ・サウディ、アラブ金融コーポレーション頭取、フィアット重役。
リビア国、フィアット大株主。
デヴィッド・ダグラス・ヒューム、アラブ銀行投資重役、モルガン・グレンフィル重役、ロ系英メヒューム一族。
以上、アラブの民衆を無視して、日米欧に投資してきたアラブ首脳。中東紛争で私腹を肥やす仕組み。
サダム・フセインの軌跡
イラン、パーレヴィ国王、秘密警察サヴァク、拷問、裁判、地獄の刑務所、民衆の弾圧。
1979、イラン、民衆革命。中東の新時代、マルコス政権、チャウシェスク政権の崩壊と同じ意味を持つ。
1980、イラクのフセイン大統領、国境河川の領有を巡ってイランに攻撃。
イラン石油の利権を失った欧米メジャーの代理人キッシンジャーがフセインを焚きつけた。イラクとアメリカの軍隊が手を組んでイランを攻撃したという史実は動かし難いもの。
1989、東欧解放、東西対立の解消。これは民衆の作り出した無血革命。1989時、米兵器輸出25億$、欧兵器輸出35億$、失業の悪夢。
1990、イラク、クウェート侵攻。
1991.1/17、湾岸戦争。フセインの油井放火まで、石油メジャー、シオニストのシナリオ通りではないか。
H・ノーマン・シュワルツコップ、総司令官。 父は同姓同名、1932、リンドバーグ子息誘拐事件でニュージャージー州警察長官として奇怪な処理、CIA工作員として中東に潜入、サヴァクの組織化、ヴァーノン・ウォルターズと連携、イラン革命時、ドルばらまきによる反革クーデターを組織。その息子が多国籍軍の総司令官。
1990.12/18、米国防総省、マクドネル・ダグラス、ゼネラル・ダイナミックス両社の倒産を憂慮。数千人の解雇が、一ケ月60万人の連鎖失業を産む。
ゼネラル社のトマホーク、ダグラス社のアパッチ、イーグル、グラマン社のトムキャット、レイ・セオン社のパトリオット、売上好調。
米英仏の支出、四兆円超。
ブラウン兄弟社のブッシュ、ベーカー
開戦のメンバー、ブッシュ大統領、ベーカー国務長官、デクエヤル国連事務総長、フセイン大統領、アジズ外相。
1764、アイルランド、アレグザンダー・ブラウン、金融で成功。
三兄弟、渡米。ブラウン兄弟社、アメリカ東海岸で成功。
テキサス進出。金融ベーカー家、鉄道王ロヴェット家と姻戚。ベーカー・ロヴェット・ブラウン兄弟一族を結成。
1950頃、ロバート・ロヴェット国防長官に就任。朝鮮戦争を指揮、NATO軍を結成。
ブラウン兄弟社投機部門にプレスコット・ブッシュ就職、その息子がジョージ。また、ベーカー・ロヴェット事務所創立者の孫がジェームズ・ベーカー三世。
1990末四半期、米石油大手十八社の純益は前年比250%。
ベーカー家、インド総督ベアリング家、イスラエル外相バルフォア家と姻戚。
多国籍軍、英特殊部隊SASはロレンスの再来。
仏国防大臣ピエール・ジョックス、父はアルジェ戦時の国務大臣、曾祖母はイラク・ミラージュ御礼のブレゲ家、母フランソワーズ・アレヴィーの旧姓はイスラエル名家のモーゼ直系レヴィ家。
イスラエル外相ダヴィッド・レヴィー、同じくモーゼ直系レヴィ家。
デクエヤル国連事務総長、フジモリ大統領以前のペルー植民地支配層スペイン・クエヤル家に所属。身内の一人はアメリカン・エクスプレス銀行スペイン総支配人、旧名はロスチャイルド・コンチネンタル銀行。
1990.11/、ロンドン・タイムズ報道、サダム・フセイン夫人、スイスで目撃される。
1991.1/9、最終交渉の舞台は、スイス・ジュネーヴのインターコンチネンタル・ホテル、ベーカー・アジズ会談。ホテルのオーナーはロスチャイルド。
以上、1991湾岸戦争は、石油メジャー、軍需産業、シオニストの仕掛けたもの。フセインは未だ操り人形であり、この背景に怒ったビン・ラディンが2001テロを起こす。
イラク使用兵器
毒ガスはロ系ザスマンスハウゼン会長の独プロイサグから輸入。
仏ダッソー・プレゲより戦闘機ミラージュ、イラク、対仏30億$の武器債務あり。ミッテラン、国連での中東和平提案は余りの厚顔、それを伝える世界ジャーナリズムには底冷え。
主力ミサイル、初期はスカッド、中期以降はエグゾセ。大統領の弟ジャック・ミッテラン総裁のアエロスパシャル社製品。
1975.9/10、フランス・イラク核開発協定に調印、ロ系ウラン・カルテル、イラクに濃縮ウラン販売。仏、イラクに原子炉を建設。1981、イスラエル、イラク原子炉を爆撃。
1963.2/8、イラク・バース党革命後も国有化されないイラク石油、会長は英モンクトン子爵。
1972.6/1、イラク石油国有化。ただしフランス利権は保証。取引相手のエルフ会長ミシェル・ペクール、フランス原子力庁長官、原子炉フラマトム支配人、コジェマ総裁を歴任、パリバ銀行、スエズ金融の重役を兼務。
つまり、イラクとロスチャイルドは水魚の交わり。湾岸戦争は敵味方の戦いではなく、アラブ国民を犠牲にして欧米イラク支配層が私腹を肥やしたもの。
対イラク融資の外銀、16億$のうち94%がイタリア国立労働銀行からのもの。幹部ピーター・ソーニークロフト、英蔵相、防相を歴任、ゴールドスミスの盟友、サッスーン一族出身。もうひとりの幹部ホルスト・ヤンノット、独アリアンツ保険副会長を兼務。資金も武器も核もロスチャイルドから提供されたもの。
湾岸戦争による第三世界の被害
インド、物価上昇、食糧不足。中東への出稼ぎ供給元スリランカ、フィリピン、パキスタン、ベトナムの数百万の非難民。ブラジル、開戦前2000%インフレ。中東アラブ人、真冬に家を失う。イラク支援を表明したパレスチナの悲劇。
イラン・コントラ事件
砂糖の中身は何だ?
1981、中米ニカラグア、モサド指導下でテロ組織「コントラ」結成。
モサド幹部マイク・ハラリ、パナマのノリエガ将軍と武器、麻薬の密輸を開始。その背後には、イスラエル国防相アリエル・シャロン、メキシコ兵器商マルコス・ダヴィッド・カッツ。カッツの娘は鉱山王グッゲンハイム家へ入嫁。
中東と中米とを行き交う武器と麻薬、取引総額は百数十億。資金はロ系銀行やダイヤ貴金属商を通して流通。
すべてを仕切るサウジ兵器商アドナン・カショーギ、売春も斡旋。女性は取引の道具に使えるのみならず、その後の口封じにも使える。ユダヤ政商アーマンド・ハマー、カショギ、テュッセン男爵の連帯。
最後の資金洗浄、テルアビブのロスチャイルド通り50番地の労働者銀行からクレディ・スイスに流れて完了。
アメリカ製、イスラエル製の兵器をイランに売りながら、アメリカはイラクを後押ししてのイラン・イラク戦争。死者百万、イラン戦費500億$、イラク戦費900 億$、そのすべてが欧米の軍需産業に入り、イランは代金の一部を麻薬で代替。
モサドの資金源は、アメリカン・エクスプレス、その重役ヘンリー・キッシンジャーがイラン・イラク戦争を扇動した首謀者。
アメリカ駐日大使マイケル・アマコスト、日本の戦費拠出を強硬に主張。その弟サミュエル、バンク・オブ・アメリカ頭取、過去にリオ・チント・ジンクに莫大な融資歴あり。
アメリカン・エクスプレス大株主、ユダヤ人のサフラ三兄弟、地盤とするブラジルから中東に大量の武器輸出。イラン・コントラ時で五位、イラクに核兵器技術提供。
ロスチャイルドの軍需産業と鉱物マフィアによる第三世界の悲惨
独裁者を育成するロスチャイルド、鉱物資源の独占。貧困から領土紛争、民族紛争が勃発、そこでも利益を上げるロスチャイルド。
1980年代、アメリカ市民、南ア差別政策に抗議する為に、モルガン系、ロックフェラー系の銀行をボイコット、預金引き出し。これが南ア経済制裁を実行づける。この時、日本、西ドイツは南ア貿易に終始。
ドイツの良心、シュピーゲルとシュテルン
1962シュピーゲル事件
1955、フランツ・ヨゼフ・ショトラウス、バイエルン出身議員、原子力大臣に就任。
1956、国防大臣に就任。
1962、シュピーゲル誌、17頁のNATO軍事戦略特集。
西ドイツ警察、発行人アウグシュタインほか11人を反逆罪で逮捕。
世界的なシュトラウスへの非難、辞職。
1966、シュトラウス復帰、やがて大蔵大臣に就任。
1978、バイエルン州首相に就任、コール大統領の右腕。
1981、ジェームズ・ゴールドスミス、シュピーゲル誌のシュトラウス批判はソ連の陰謀と非難。名誉毀損で訴訟。
1984、ロンドン高等裁判所、ゴールドスミス弁護人ピーター・ローリンソン、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、タイムズ、など有力紙に意見広告掲載、勝利。
ピーター・ローリンソン、英司法長官。バイエルン王室を通してゴールドスミスと姻戚、イギリス原子力公社主任トリストラム・グレイソンの甥、米ドレクセル・モルガン商会創業アンソニー・ドレクセルの外孫。裁判後は香港上海銀行重役、英デイリー・テレグラフ重役就任という報酬。
シュトラウス、発言力拡大。ヴィッカースドルフ再処理工場建設計画。
1989.4/、猛烈な住民弾圧と反対運動の末、計画断念。
1962当時のNATO陣営、ハドソン・ベイ重役ジャン・モネ、仏首相ルネ・プレヴァン一族など、ロスチャイルド人脈が多かった。
1986.11/、シュトラウス、経済制裁下の南アへ世界随一U209潜水艦の技術供与。
1986、コール首相、不正献金疑惑、南ア制裁に反対。1988、ソ連に原子炉輸出。
1990.10/3、東西ドイツ統一、この功績は蝋燭行列のベルリン市民、コール首相ではない。
シュピーゲル誌、シュテルン誌、国際的ウラン・カルテルを持ち株比率から解明。
潜水艦製造ホヴァルツヴェルケ造船所重役ティル・ネッケル、再建クレディタンシュタルト重役を兼務。シュトラウスも同様。
第十章 スイス銀行の秘密
1934、スイス銀行法制定、本人単独の同意なしに預金引き出しは不可能。
秘密口座番号の導入、預金者、預金額とも、帳簿には数字しか並んでいない。
ゲシュタポ、国際警察、米財務省の挑戦を斥けるスイス銀行。
独裁者、犯罪組織の資金が集まるスイス銀行
ルーマニア独裁者チャウシェスク、パナマ麻薬王ノリエガ、ナチス戦犯ゲーリング、キューバ独裁者バチスタ、アルゼンチン独裁者ペロン、旧ベルギー領コンゴ独裁ツォンベ、イラン元国王パーレヴィ、フィリピン独裁者マルコス、ドミニカ独裁者トルヒーヨ、ハイチ独裁者デュヴァリエ、ウガンダ独裁者アミン、エジプト元国王ファルーク、イラク元国王ファイサル、グアテマラ独裁者アルベンス、ニカラグア独裁者ソモサ、ベトナム独裁者グエン・バン・チュー、ベトナム弾圧将軍グエン・カオ・キ、スーダン独裁者ヌメイリ、ナイジェリア独裁者ゴ・ウォン、中央アフリカ独裁者ボカサ、アブダビ首長シャクブー、キプロス大司教マカリオス。これらの隠し資産が今も眠るスイス。
管理人注:一つ決して暴かれないことがある。天皇マネーはスイスの赤十字に京の単位である。それがスイス銀行のどこかに分散して無税でプールされている。だが名義人はたった一人の日本人でロスチャイルドが唯一ミスったことでもある。ロックフェラー,チャールズ公,ヒラリー(ロックフェラーの代理できた)などが天皇を訪問する目的は約束手形(Promissory Note)が目的だ。ただ,名義人は皇室にはいない。
スイス銀行が犯罪者をかくまう事によって、どれほど夥しい数の民衆が飢え、冷たくなった家族の死体を凝視してきたであろう。
インフレや亡命リスクのある独裁者、札束よりは金塊で資産を溜める。その輸送には、スイスの航空会社が利用される。スイスには歯医者の数より銀行が多い。相手となる独裁者はひとりで数十万、数百万を殺してきた連中。立派な犯罪の片棒かつぎ。良心、見識が疑われる。
スイス時計の歴史
十七世紀、ジュネーブに時計職人が集まる。
1704、宝石入り時計製造特許。宝石を使う事で、摩耗がなくなる。正確な時計は、富と権勢のシンボルとなる。
1776、スイス・ゲットーのユダヤ人に家屋拡大許可。
ナポレオン時代、伝導師ヤコブ・グッゲンハイムの息子イサク、金融業で蓄財。
1815、ウィーン会議、スイス永世中立を宣言。フランス銀行設立に、オッタンゲル、ドレッセールの参加。フランス貴族の避難先がスイス。
十九世紀、ヨーロッパ中央に位置するスイス、傭兵の産地となる。
ドイツ南部ヘッセン伯、鍛えた傭兵部隊の貸出し業務開始。集金はマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド。
北部チューリッヒ、エッシャー家の台頭。
エッシャー家、鉄道建設。イサクの孫シモン・グッゲンハイム、渡米して鉱山王の道へ。
1856、クレディ・スイス設立。資金はエッシャー家、ドイツ・クレディタンシュタルトが折半。ドイツ・クレディはロスチャイルド。
1862、後のスイス・ユニオン銀行設立。
1872、製薬資本、後のスイス銀行=バーゼル銀行を設立。
クレディ・スイス、スイス・ユニオン銀行、スイス銀行。そのほか無数の個人銀行。人口の1/200が国家資産の半分を握る。
スイスの上流社会は、ロスチャイルド以前からの閨閥。フランス二百家族、モナコ王室、リヒテンシュタイン王室、ロスチャイルド家を交えて、金融、製薬、機械、食品がすべて、ひとつのファミリー。
ラロシュ、グッゲンハイム、シュルンベルジェ、グラモン公爵、ピクテ、ロンバール、オディエ、ガイギー、シュテーリン、ホフマン。
ロスチャイルドの特権。スイスのほとんどの銀行で要職に就くロスチャイルド、帳簿を調べて、世界の独裁者を相手に金融セールス。一方で武器を売りながらの軍資金融資、脱税の為の秘密口座を勧めて、その資金で空売り、通貨操作。
1988、27億スイス・フランもの麻薬資金洗浄疑惑。司法大臣・警察大臣を兼務するエリザベート・コップ、捜査内容を、銀行経営をする夫ハンスに連絡。ハンスは容疑者。
エリザベート・コップ、旧姓イクレ。レーガン政権下国防次官フレッド・チャールズ・イクレもスイス出身。当時CIAの秘密口座がクレディ・スイスに作られた事を思えば、イラン・コントラ武器密輸と無関係とは言えない。
世界のロスチャイルド財閥の頂点に立つのが、チューリッヒのロスチャイルド銀行と、ロスチャイルド・コンチニエーション・ホールディングスの二軒。
モナコとリヒテンシュタイン
仏伊国境の小国モナコ、スイス東端の小国リヒテンシュタイン、世界のアングラ・マネーガここを通る。
モナコ王室は仏グラモン公と姻戚。1878、ネイサンの孫マルガレータ、グラモン公と結婚。
リヒテンシュタイン、元首を王子と呼ぶ。ロスチャイルドとたびたびの姻戚。人口僅か三万でスイス銀行全体に匹敵する取り扱い量、世界の脱税会社の金は、リヒテンシュタインを通ってスイス銀行に入る。
アメリカの資産凍結を恐れるソ連、ドル資産を欧州に保全。金塊の引き受けはバーゼルとチューリッヒ。
バーゼル・クラブの歴史
1930、対独賠償取立&再分配機関。モルガン、ラモント、ベアリング、シャハト、サーノフらの手によって設立。アメリカは辞退。
初代頭取ゲイツ・マッガラー、チェース・ナショナル銀行頭取、FRB議長を歴任、アメリカン・エクスプレス重役を兼務。
産業融資、政府融資を兼ねる為の資金、純金435tは恐慌で底。ドイツ、賠償を一蹴。存在意義はゼロ。
戦後、バーゼル・クラブ、米マーシャル・プラン=欧州復興基金を一手に引き受け。その分配役として重要さを増す。
1980年代、バーゼル・クラブ頭取フリッツ・リュートウィラー、スイス国立銀行総裁、ブラウン・ボヴェリ会長を兼務。南アの差別政策を放置。
1980半ば、バーゼル・クラブ頭取ジャン・ゴドー、ロ系ブリュッセル・ランベール銀行頭取を20年経験。湾岸戦争への戦費調達を決定。
初代以外、歴代頭取はすべてフランス人。軍事や産業育成を左右できる立場にありながら、何ひとつ人道的に動かなかったバーゼル・クラブ。日米の欧州向け支援金はすべてここに集められる、それが恣意的に使われている。アジア・アフリカ諸国の紛争、民族弾圧は、バーゼル・クラブの意図するもの。
世界中で餓死、難民を生み出す麻薬&兵器業者。彼らが口座を開くスイス三大銀行、ルイ・ドレフュス銀行、アメリカン・エクスプレス銀行は、すべてロスチャイルド銀行の事。
現代のネスレ
チェルノブイリ後、公称の酪農被害はゼロ、1gの粉ミルクも捨てなかったスイス。
ネスレ会長パウル・ジョレス、国際原子力機関IAEA事務次長を歴任。
ネスレ重役フィリップ・ド・ヴェック、重電ブラウン・ボヴェリ重役出身。
ネスレ重役アルフレッド・スルザー、原子炉製造スルザー・ブラザース創業一族。
カーギル家、近年になってピクテ家と姻戚。
カーギル、子会社を脱税王国パナマに設立。孫会社株をクレディ・スイスに売却。脱税目当ての姻戚、会社設立である事が判る。
バーゼル三社、種子ビジネスに進出
サンド社、1986.11/、ライン川水銀放流事件。会長マルク・モレ、クレディ・スイス重役を兼務。
チバ・ガイギー社、1934、腸薬キノホルム販売、両脚麻痺、失明などのスモン病障害。裁判は難航。会長ルイ・フォン・プランタ、スイス銀行重役、ブラウン・ボヴェリ重役を兼務。
残る一角ホフマン・ラロシュ社もスイス・ファミリーのひとつ。こんな企業群が世界の穀物を支配して良いのか。
あとがき
マルコスやチャウシェスクにすべての罪をかぶせて、それ以上追及しないマスコミ。脱税、麻薬、資金洗浄につき、カリブ海とスイス銀行の関与が指摘されながら、責任者が罪を問われた事は一度もない。
高麗の詩人・金芝河からの書。
風作、倒蘭、生義。
-風で蘭の花が倒れかかっている、しかし、そこから義が生まれる。
関連
2003.07/16 英情報局、ニジェールからイラクへの大量のウラン輸出を指摘。ニジェールのウランを一手に扱っている仏コジェマ社、IAEAの審査も受けていると、これを否定。