フランシス・ベーコンは、キング・ジェームズ訳聖書の中に、暗号を忍ばせた。
Macduff によると、そもそも暗号は、ヘンリー8 世の時代にさかんになり、エリザベス女王の治世において政治的ツールとして大いに活用された。
当時、イギリス人は、暗号に没頭した。モンマウス公は、ジェームズ 2 世を退位させるために暗号文書を利用した。
芸術作品において暗号を利用する場合、だいたい、それは社会における著者の立場に関係している。16 世紀と 17 世紀の無数の書物が、匿名かイニシャル、偽名で書かれた。
//http:igw.tuwien.ac.at/peterf/dud_npr/kryptologie_im_16ten_jh/cryptolo.htm
フランシス・ベーコンは、次の表にある暗号を利用した。
http://www.millnm.net/cyphertable.gif
それは、Simple, Reverse, Short, Kaye の 4 種類であった。アルファベットにそれぞれ独特な方法で数字が割り当てられている。
Richard Allan Wagner の The Lost Secret of William Shakespeare によれば、ベーコンは、10 代のころから聖書を自分で訳すことを固く決意していた。(62 ページ)
ジェームズ王はその機会と手段を提供した。ベーコンは、その見返りに、プロジェクトのすべての功績を王に謹呈することに同意した。
それゆえ、本来ならば、キング・ジェームズ訳は、「フランシス・ベーコン訳」と呼ぶべきであろう。
しかし、シェークスピアの作品同様、ベーコンは、自らの名を聖書に表すことを避けた。ただし、それも、「表面的に
は」という但し書きがつく。
なぜならば、ベーコンの名前は、聖書の中に暗号という形で随所に書き込まれていたからである。
1609 年までに、翻訳の作業は完成した。草稿がジェームズ王に上呈された。
ジェームズ王は、それをベーコンの手に渡し、秘密の作業が開始された。
(2)
ベーコンの聖書は、英語を完全に変えた。
「1611 年のキング・ジェームズ訳聖書と 1623 年のシェークスピアの『フォリオ』の出版によって、英語はたったの
12 年の間にその姿を完全に変えた」。(同上 62 ページ)
故チャールストン・ヘストン曰く、「キング・ジェームズ訳聖書ほど読まれた文学作品はほかにはない」。
エドウィン・D・ローレンス曰く、「ベーコンが誕生したころ、英語はまだ文学の言語ではなかった。しかし、彼が亡
くなったころには、人類がかつて所有したものの中でもっとも高貴な思想の伝達手段に変わっていた。ベーコンは、このことをもっぱら自身の聖書とシェークスピアによって達成したのであった」。
(3)
フランシス・ベーコンは、シェークスピアの作品同様、キング・ジェームズ訳聖書の中にも、コード化されたメッセージと、薔薇十字団・フリーメイソンのシンボリズムを埋め込み、この聖書の真著者であり、真の翻訳者、編集者としての自らの名前を刻みこんだ。
キング・ジェームズ訳の 1611 年版において使用されたコードの中でもっとも顕著なのは、彼のトレードマークである「章頭飾り」である。
この自身の名前を隠した章頭飾りは、シェークスピアの『テンペスト』の初版本にもある。
http://www.youtube.com/watch?v=7nMLVIcVcaE
同じものは、1593 年出版の Venus and Adonis(シェークスピアの名前を用いた最初の作品)や、Advancement and
Proficience of Learning にもある。
「ベーコンのすべての作品に、このデザインが形を変えて用いられている」(同上 63 ページ)
(4)
シェークスピアにおいてと同様に、キング・ジェームズ訳聖書においても、自分のことを意味するキーワードとして
hog, sow, swine などの言葉を利用した。
boar(イノシシ)はそのうちの一つであった。
著書 Novum Organum に載っているベーコンの紋章にはイノシシが現れる。
http://www.millnm.net/boarbacon.gif
ある船の遭難をきっかけに、それまで恐れられていたバーミューダ諸島が楽園であることが発見された Sea Venture
の話は、テンペストにおいて利用され(The Shakespeare Controversy: An Analysis of the Authorship Theories by
Warren Hope, Kim R. Holston)、その執筆を刺激した。
その後に登場した、植民地における最初の通貨、シリング、6 ペンス、3 ペンス、2 ペンスは、Hog money と呼ばれ、
その表にはイノシシの図が載っている。
http://www.millnm.net/boarbacon2.gif
ベーコンの紋章のイノシシと酷似しているのがお分かりだろうか。(*)
(5)
キング・ジェームズ訳では、創世記 1 章 1 節から数えて 46 番目の言葉は Light(光)である。
ジュネーブ聖書では、46 番目は God(神)である。
つまり、「神」が「光」に代えられている。
Light は、薔薇十字団とフリーメイソンのいずれにおいても、もっとも重要な言葉であり、フリーメイソンでは、階級
が上がるごとにそのイニシエーションのはじめに、「私は光を受けることを希望する」と宣言しなければならない。
神を退け、光を求めるフランス革命を主導した啓蒙主義の英語は Enlightenment である。
ここにおいて、ベーコンは、神ではなく、光を崇拝する意志を示したと見るべきではないだろうか。
(*)
これは、ベーコンによって新アトランティスとして設計されたアメリカの植民地がいかにその影響を受けていたかを
示している。
下リンクのニューファウンドランドが発行した切手には、「ロード・ベーコン―植民地計画における導きのスピリット」
と記されている。
http://www.millnm.net/Lord_Bacon_-_the_guiding_spirit_of_colonization_scheme.jpg
ちなみに、アメリカという国名の由来は、従来の解釈ではアメリカを発見したと考えられていたアメリゴ・ベスプッ
チというイタリア人であるが、彼は実際のところアメリカの発見者ではない。
Richard Allan Wagner によれば、それはユダヤ教の、ナソレ、エッセネ、クムラン各教団が地上の桃源郷を象徴する
星の名とした Merica からきているという。
実際、この Merica という星は金星であり、ナソレ教団によれば、Merica とは「きらめく星」の西に存在する天国のよ
うな土地を意味した。
このナソレ教団は、グノーシス教の一種であるマンダ教と深い関係にある。
テンプル騎士団が、テンプル山を発掘調査した際に、ナソレ派の巻物を多数発見し、その中に Merica について記され
ているのを発見したと考えられている。(同上 73 ページ)
フランシス・ベーコンにはこの知識が誰よりもあった。
Reverse 暗号によれば、Merica は合計すると 103 である。
暗号において 0 は省くという規則があるため、それは 13 である。
イギリスの植民地が 13 あったことはけっして偶然ではない。
ベーコンの計画は、アメリカ大陸にグノーシスの楽園 Merica を作ることであった
どの聖書?
http://signsoftimes.seesaa.net/article/381827830.html#more
The Psalms詩編
46章
God Is Our Refuge and Strength
To the chief Musician for the sons of Korah, A Song upon Al'amoth.
1God is our refuge and strength,
a very present help in trouble.
2 Therefore will not we fear,
though the earth be removed,
and though the mountains be carried into the midst of the sea;
3though the waters thereof roar and be troubled,
though the mountains shake with the swelling thereof.
Selah.
4There is a river, the streams whereof shall make glad the city of God,
the holy place of the tabernacles of the Most High.
5God is in the midst of her;
she shall not be moved:
God shall help her, and that right early.
6The heathen raged, the kingdoms were moved:
he uttered his voice, the earth melted.
7The LORD of hosts is with us;
the God of Jacob is our refuge.
Selah.
8Come, behold the works of the LORD,
what desolations he hath made in the earth.
9He maketh wars to cease unto the end of the earth;
he breaketh the bow, and cutteth thespear in sunder;
he burneth the chariot in the fire.
10Be still, and know that I am God:
I will be exalted among the heathen,
I will be exalted in the earth.
11The LORD of hosts is with us;
the God of Jacob is our refuge.
SHAKE+SPEAR=Shakespear
マタイ福音書
https://blog.goo.ne.jp/0345525onodera/e/32843d887911bcafb938d815bc495789