新しい学習指導要領のうち、算数(数学)と理科がこの4月から前倒しで実施され、これまでの「ゆとり教育」が一転して「猛勉強教育」に変わったらしい。
以下、日刊ゲンダイ、2009年4月10日掲載の記事から。
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「大ざっぱに言うと、算数は教わる内容が1学年早まったということでしょう。特に3年生からがグッと難しくなりました。ここで付いていけなくなると、算数嫌いになるでしょうね」(小学校教頭)
これまで4年生で教えていた簡単な小数、分数の足し算・引き算が3年生からになり、三角形や角度、円・球も登場してくる。四捨五入や小数、分数の掛け算・割り算は5年生から4年生に、複雑な面積や体積の計算、約数・倍数は5年生で教える。さらに、6年生になると中学校で教えていた方程式、比例・反比例、確率も入ってきて、このあたりになると「宿題手伝って」と言われてもオトーサンはお手上げだろう。
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自分の記憶では、確率はさすがに小学校で習っていない気がするので、多少は大変になるのか、という気がしないでもないが、何で1年前倒しすることが猛勉強になるかがわからない。単純に勉強量が増えるだけで何が難しいかがいまいちピンとこない。
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「授業時間も1、2年生は週あたり2時限、3年生以上は1時限増えて、6年間で278時間増加となります。小学校は11年度、中学校は12年度からすべての教科が新学習指導要領になって、5、6年生では英語も始まります」(教頭=前出)
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授業時間が増えるということは、先生の教え方によって子供たちの勉強好きや嫌いの影響を受けやすくなる、ということ。こうなると、評判の良い先生のもとで勉強させたい、という風に思うことは当然。そして勉強が従来の内容の1年前倒しということは当然数年後に受けるであろう入試が難しくなることが予想されます。
記事は最後こんなことを言っています。
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これですぐに学力低下に歯止めがかかるとも思えないが、中学入試、高校入試が難しくなり、授業に付いていけない子供が増えれば、塾や予備校はウハウハだろう。
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ここで見えてきたのは、学力低下に歯止めをかけることは表向きの口実で、実は裏があるということ。こんな仮説を立ててみた。
①少子化→塾に通う子供が減る
だから、
②→塾に通わすような環境を作る→学校で習う勉強の内容を難しくする?
そうすると、
③学校の先生の授業では理解できない→塾に行って勉強しないとだめな雰囲気が出てくる→なんとなく塾に行く子供が増えていく
そして、塾が儲かる。
こうならないために、公立の小学校の先生には頑張ってほしいです。
以下、日刊ゲンダイ、2009年4月10日掲載の記事から。
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「大ざっぱに言うと、算数は教わる内容が1学年早まったということでしょう。特に3年生からがグッと難しくなりました。ここで付いていけなくなると、算数嫌いになるでしょうね」(小学校教頭)
これまで4年生で教えていた簡単な小数、分数の足し算・引き算が3年生からになり、三角形や角度、円・球も登場してくる。四捨五入や小数、分数の掛け算・割り算は5年生から4年生に、複雑な面積や体積の計算、約数・倍数は5年生で教える。さらに、6年生になると中学校で教えていた方程式、比例・反比例、確率も入ってきて、このあたりになると「宿題手伝って」と言われてもオトーサンはお手上げだろう。
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自分の記憶では、確率はさすがに小学校で習っていない気がするので、多少は大変になるのか、という気がしないでもないが、何で1年前倒しすることが猛勉強になるかがわからない。単純に勉強量が増えるだけで何が難しいかがいまいちピンとこない。
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「授業時間も1、2年生は週あたり2時限、3年生以上は1時限増えて、6年間で278時間増加となります。小学校は11年度、中学校は12年度からすべての教科が新学習指導要領になって、5、6年生では英語も始まります」(教頭=前出)
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授業時間が増えるということは、先生の教え方によって子供たちの勉強好きや嫌いの影響を受けやすくなる、ということ。こうなると、評判の良い先生のもとで勉強させたい、という風に思うことは当然。そして勉強が従来の内容の1年前倒しということは当然数年後に受けるであろう入試が難しくなることが予想されます。
記事は最後こんなことを言っています。
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これですぐに学力低下に歯止めがかかるとも思えないが、中学入試、高校入試が難しくなり、授業に付いていけない子供が増えれば、塾や予備校はウハウハだろう。
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ここで見えてきたのは、学力低下に歯止めをかけることは表向きの口実で、実は裏があるということ。こんな仮説を立ててみた。
①少子化→塾に通う子供が減る
だから、
②→塾に通わすような環境を作る→学校で習う勉強の内容を難しくする?
そうすると、
③学校の先生の授業では理解できない→塾に行って勉強しないとだめな雰囲気が出てくる→なんとなく塾に行く子供が増えていく
そして、塾が儲かる。
こうならないために、公立の小学校の先生には頑張ってほしいです。