以下,2/16読売新聞の記事から。
日本航空の釜山発成田行き958便(ボーイング767型機、乗員乗客280人)が今月6日、乗客36人分の軽食の入ったカート1台を調理室(ギャレー)に収納できず、トイレに入れて離着陸していたことがわかった。
日航によると、958便は、釜山で空になった9台のカートを入れ替える予定だったが、1台を降ろし忘れた。客室乗務員が気づいた時には、同機は離陸のため滑走路に移動を始めており、収納できなかった1台をトイレに入れたという。機長への報告は成田到着後だった。
日航は翌日、国土交通省に今回の件を報告しており、「機長に連絡して、1台降ろして離陸すべきだった。封をしていたとはいえ、トイレに入れた軽食を乗客に出したことは配慮が足りなかった」としている。
このニュースが気になった理由は2つ。
まず,2/6は私を含め会社の同僚,上司が韓国から日本に帰国する日で,この便を利用した人がいたこと,その日はたまたは私はJL958の予約が取れなかったが私もよく利用する便だったのでとても身近に起きたニュースであったこと。
2番目に,なんで釜山に置いてくべき空(から)?のカートを入れ替えてトイレに入れなかったのか?ということと,そもそも置き場の無いカートを載せたまま離陸してもよいルールになっているのかということ。
JL958に搭乗した人のコメントは,「特に普段と変わりなかった」とのこと。
またトイレに置かれたカートのなかにあった軽食を食べたことは何一つ説明がなかったとのこと。まあその場面では当然そうなってしまうでしょう。
乗客の方々の何人かはトイレに置いてあったものを食べさせられた可能性が極めて高そうです。
釜山-成田は2時間程度の短距離飛行なので,当日のメニューもこんな感じではないかと思います。提供される食事は密閉されているので問題ないとは思うけど,しかしねぇ。
今回の事実を知った当日の乗客は絶対いい気分になれないし,誰だってトイレに入っていた食べ物は食べたくないです。
私は衛生面の問題より,むしろ置き場所の無いカートを載せたことは安全上重大な問題ではないかということがとても気になりました。
置き場の無いカートを載せたまま離陸するのは,ルール上の詳しいことはわかりませんが,スカイマークのカート飛び出し事故があったばかり,乗客は重症を負ったわけだから,この事故のフィードバックを考えれば今回の件では離陸を開始していても止めてカートを下ろすべきだったと考えます。安全は全てに優先しなければならないはずで,JALもそのことを痛いほど認識しているはず。
乗客の命を預かる乗り物の最優先事項は「安全」に尽きるわけで,この基本を常に冷静に考えて対処していくことが求められるわけですが,今回のカートの件は衛生面に注目が行っていて,その影に隠れている危険が見えてないように思えます。つまり,JALのコメントを見る限り安全に対する視点がずれているように思えてしまったことが気がかりです。
そして,どうしてこうタイミングが悪いのか,JAL機同士があわや追突事故の重大インシデント発生…。
運よく事故が起きなかった,としか思えないような状況が続いているのでは?
安全第一で,乗客がもっと安心して搭乗出来るようにしてください,JAL!
こんなに乗客のために素晴らしいサービスをしてくれるJALの社員がいても,安全がだめなら全てだめですから。
日本航空の釜山発成田行き958便(ボーイング767型機、乗員乗客280人)が今月6日、乗客36人分の軽食の入ったカート1台を調理室(ギャレー)に収納できず、トイレに入れて離着陸していたことがわかった。
日航によると、958便は、釜山で空になった9台のカートを入れ替える予定だったが、1台を降ろし忘れた。客室乗務員が気づいた時には、同機は離陸のため滑走路に移動を始めており、収納できなかった1台をトイレに入れたという。機長への報告は成田到着後だった。
日航は翌日、国土交通省に今回の件を報告しており、「機長に連絡して、1台降ろして離陸すべきだった。封をしていたとはいえ、トイレに入れた軽食を乗客に出したことは配慮が足りなかった」としている。
このニュースが気になった理由は2つ。
まず,2/6は私を含め会社の同僚,上司が韓国から日本に帰国する日で,この便を利用した人がいたこと,その日はたまたは私はJL958の予約が取れなかったが私もよく利用する便だったのでとても身近に起きたニュースであったこと。
2番目に,なんで釜山に置いてくべき空(から)?のカートを入れ替えてトイレに入れなかったのか?ということと,そもそも置き場の無いカートを載せたまま離陸してもよいルールになっているのかということ。
JL958に搭乗した人のコメントは,「特に普段と変わりなかった」とのこと。
またトイレに置かれたカートのなかにあった軽食を食べたことは何一つ説明がなかったとのこと。まあその場面では当然そうなってしまうでしょう。
乗客の方々の何人かはトイレに置いてあったものを食べさせられた可能性が極めて高そうです。
釜山-成田は2時間程度の短距離飛行なので,当日のメニューもこんな感じではないかと思います。提供される食事は密閉されているので問題ないとは思うけど,しかしねぇ。
今回の事実を知った当日の乗客は絶対いい気分になれないし,誰だってトイレに入っていた食べ物は食べたくないです。
私は衛生面の問題より,むしろ置き場所の無いカートを載せたことは安全上重大な問題ではないかということがとても気になりました。
置き場の無いカートを載せたまま離陸するのは,ルール上の詳しいことはわかりませんが,スカイマークのカート飛び出し事故があったばかり,乗客は重症を負ったわけだから,この事故のフィードバックを考えれば今回の件では離陸を開始していても止めてカートを下ろすべきだったと考えます。安全は全てに優先しなければならないはずで,JALもそのことを痛いほど認識しているはず。
乗客の命を預かる乗り物の最優先事項は「安全」に尽きるわけで,この基本を常に冷静に考えて対処していくことが求められるわけですが,今回のカートの件は衛生面に注目が行っていて,その影に隠れている危険が見えてないように思えます。つまり,JALのコメントを見る限り安全に対する視点がずれているように思えてしまったことが気がかりです。
そして,どうしてこうタイミングが悪いのか,JAL機同士があわや追突事故の重大インシデント発生…。
運よく事故が起きなかった,としか思えないような状況が続いているのでは?
安全第一で,乗客がもっと安心して搭乗出来るようにしてください,JAL!
こんなに乗客のために素晴らしいサービスをしてくれるJALの社員がいても,安全がだめなら全てだめですから。