鮪に鰯 山之口貘・作詞 高田渡・作曲
まぐろのさしみを 食いたくなったと
人間みたいなことを 女房が言った
言われてみるとついボクも 人間めいて
鮪の刺身を 夢みかけるのだが
死んでもよければ 勝手に食えと
ボクは腹立ちまぎれに言ったのだ
女房はぷいと横をむいてしまったのだが
亭主も女房もお互いに 鮪なのであって
地球の上はみんな 鮪なのだ
鮪は原爆を憎み 水爆にはまた脅かされて
腹立ちまぎれに現代を 生きているのだ
ある日ボクは食膳をのぞいて ビキニの灰をかぶっていると
女房に言うと
女房は箸を逆さに 持ちかえると
焦げた鰯のその頭をこずいて 火鉢の灰だとつぶやいたのだ
鮪の刺身を 食いたくなったと
人間みたいなことを 旦那も言いはじめた
今朝の朝刊には、鹿児島県知事・三反園さんが川内原発の停止を申し入れたという記事が載っていた。
渡ちゃんはずっとずっと昔に警告を発していたのだが・・・・。
まぐろのさしみを 食いたくなったと
人間みたいなことを 女房が言った
言われてみるとついボクも 人間めいて
鮪の刺身を 夢みかけるのだが
死んでもよければ 勝手に食えと
ボクは腹立ちまぎれに言ったのだ
女房はぷいと横をむいてしまったのだが
亭主も女房もお互いに 鮪なのであって
地球の上はみんな 鮪なのだ
鮪は原爆を憎み 水爆にはまた脅かされて
腹立ちまぎれに現代を 生きているのだ
ある日ボクは食膳をのぞいて ビキニの灰をかぶっていると
女房に言うと
女房は箸を逆さに 持ちかえると
焦げた鰯のその頭をこずいて 火鉢の灰だとつぶやいたのだ
鮪の刺身を 食いたくなったと
人間みたいなことを 旦那も言いはじめた
今朝の朝刊には、鹿児島県知事・三反園さんが川内原発の停止を申し入れたという記事が載っていた。
渡ちゃんはずっとずっと昔に警告を発していたのだが・・・・。
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