お独り様人生、山あり谷あり崖っぷちあり、ときどき猫あり。

父親に似てきた。

還暦を迎えるなり『早期胃癌』の診断を下されて。

3分の2を切除するに至った。

退院後こそ医師や食事指導に従って、食事回数を増やして少量ずつ摂ってはいたものの。

なにせ娘が食生活に無頓着で糖尿病を発症するほどだから。

年月を重ねる毎にルーズになり。

本人はどんどん食に対する意欲、のようなものが薄れていった。

食事=食後の処方薬を飲むための行為として受け止めていた様だ。

もともとお酒が好きだったこともあって。

炭水化物<お酒のアテ的なたんぱく質がメインで。

痩せ型だったことも手伝って少食タイプではあった。


介護に至る前までも『食べたいものが無いんだよなぁ』といっていたのを思い出す。

最近になってそれが理解出来るようになってきた。

まだまだチートデイ等と舐め腐っていた何年か前。

どーしたって過食スイッチが入りがちだった頃は。

YouTubeで大食い動画を観漁ったり、お買い物に出れば意味もなく惣菜コーナーやお手軽スイーツケースを眺めて欲をなだめていた。

それが徐々に『買えないものを眺める意味のなさ』(無駄遣いだし)に変化していって。

いよいよ食に対する興味が薄くなっている。

それとともに、父親が食に意欲がなくなっていった過程ってこんな感じだったのかなぁ、って思ったりしてる。


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