東北の地に足を踏み入れてから、はや半年が経とうとしているのに引きこもっている私を見るにみかねて地元に住む会社の同僚2人が車で連れ出してくれたのだ。
青春18切符の旅ではないが、まあ、言ってみれば旅行には変わりないので、備忘録として、また眠れぬ夜の睡眠導入行動として、綴ってみた。
さて、そんな感じなので、必然的に私が観光客、2人がツアーコンダクターみたいなかたちになった。
心地よいモダンジャズが流れている同僚の高級セダンの助手席に乗り、運転席と後部座席から、同僚2人による東北のガイドがサラウンドスピーカーの様に聞こえてくる。
今日は宮城県のまずは押さえておくべき観光へ連れて行ってくれるとの事。楽しみである。
朝はやめに出発し、まずは青葉城跡に行く。
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ここからは、仙台市内が一望できた。
敵が来たらすぐにわかるように、とても見渡しの良いところにお城を構えたそうだ。
半年住んで分かったことだが、仙台は非常に便利で住みやすい街である。
この眺めからも分かるように、生活に必要なお店や施設が仙台駅の周辺に全てそろっているのだ。
私のお気に入りである、東急ハンズやロフト、無印良品、あとは好きなアパレルショップ、家電量販店、大型書店、図書館、美術館、その他諸々、全てが駅周辺に集中している。
首都圏に住んでいた頃は、美術館は上野、図書館は日比谷、家電量販店は、、、みたいに移動が結構大変だった。
しかし、仙台では、いま揚げた施設は仙台駅から全て徒歩圏内だ、素晴らしい!
さて、次は、秋保大滝という山中にある滝を見に行った。
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滝もさることながら、景色が綺麗である。
私の引きこもりのせいで、紅葉の時期を少し逃してしまったが、このような自然の中にいるととても心と身体がリフレッシュされたような気がする。
さて、次は海岸線をドライブしながら松島へ向かった。
初めて見る松島の風景は、とても美しいと思った。
以前行ったことがある、天の橋立に雰囲気が似ている。
そこにある、さかな市場で、とても有名らしい、牡蠣バーガーを食べた。
クリーミーな牡蠣の味わいに、ソースが効いてはじめて食べる美味しさだが、私の少ない食の引き出しの中では、マックのグラタンコロッケバーガーに近い雰囲気である。
それに、牡蠣の味わいをプラスした感じだ。
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さて、ご飯の後は、さかな市場のお隣にある、みちのく伊達政宗歴史館に入った。
ここには、250体以上の蝋人形があり、伊達政宗以外にも、東北の偉人など様々な東北の歴史を学ぶことが出来た。
関西方面の人間にとっては、とても貴重な体験である!
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私の好きな作家、宮沢賢治さんも、いらっしゃった。
さて、この時期の東北は、日が暮れるのも早いものである。
東北を満喫して、夕暮れの中、心地よいアメリカンポップスをBGMにして帰路についた。