昨日、義姉の見舞いに奈良まで行った。
主人の8人兄弟の一番上の姉。母のような存在であろうか。
足腰が悪くて入院している。
一人暮らしで近くに親戚縁者もなく
私たち夫婦も忙しさにかまけてしまっていた。
病室を訪れた主人と義姉は手を取り合い握り合って喜びあっていた。
今年は主人の両親の50回忌法要が故郷で行われる。
義姉は頭も身体もしっかりしている。
ただ歩くことが難しい。
迷惑をかけるのがこわいので行かないと言う。
本当は最後になるかもしれないから帰りたい・・帰りたい。
涙を浮かべた。
今年88歳。
一生懸命働いて兄弟のために尽くしてくれた。
願いを叶えてやれるものならと思うが
なかなか今の状況では・・・・
外出許可を経て買物に出かけた。
義姉の手を握りゆっくり歩く。
小さくなった・・・
ふと私の亡くなった母を思い出した。
主人が帰りの車の中で呟いた。
俺が死んだあとのお前が心配だ・・・
子供がいるとはいえ今の世の中
わからない。
義姉の姿と私の老後が重なったのだろう。
誰でも必ず老いる。
その事をあらためて実感した一日だった。