GWは明神平で慎ましくテン泊デビューを果たし、次は八ヶ岳だ!とガイドブックや
地図を眺めつつ計画を暖めること4か月以上...
7-8月の夏山を逃してしまったが、漸く秋の入り口SWに願いが叶った
【 19日(土)】午前9時過ぎ自宅を出発し西名阪・東名阪・伊勢湾岸・中央道と
非常にスムーズに通過しやや拍子抜け
諏訪SAに午後4時ごろ到着
蓼科山やそれに連なる北八ヶ岳の天辺がちらりと覗いていた
茅野市内のseiyuで食材買い出し、下調べしていた玉宮温泉望岳の湯へ
眺めの良い湯船に浸かりつつ心身ともにホッコリしたあと登山口である桜平へ向かう
昼間だとかなり目に優しい景色であろう三井の森を横目に
少々迷いつつ唐沢鉱泉・桜平分岐からいよいよダート突入
”車高の低い車だと擦る恐れあり”とのことだったが
その点はクリアしたのですが、何しろ周辺は真っ暗で本当に此処で正解なのか?と
路面のギャップに注意しつつ、ゆるゆると進み 漸く桜平駐車場に到着
転回できる最上部のスペースを確保
軽くスープとパンで腹を満たし、車中泊のヒトとなる
【 20日(日)】
翌朝5時起床、気温9度 さほど寒さは感じず、マーモット長袖Tに
ゼロポイント半袖Tを重ね着で充分
6:22 桜平スタート
ゲートまでやや下りとなる林道脇にも至る所に駐車
初日のコースはオーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋(テント泊)
まずは夏沢鉱泉を目指す
舗装路を200mほど下り、シラナギ沢を渡った左手に簡易トイレ有
フル装備のザックに足取りもヨタヨタである(笑)
広々とした林道で、山小屋関係車両も入って来ている
6:58 微かに硫黄の臭いが漂い始めると夏沢鉱泉 2060m
ひとまず重いザックを下し、小休止
さていよいよ此処から登山道は始まる
背中のザックは重いが、気持ちは逆に軽く一歩一歩噛みしめながら歩く
簡易発電所を経て、苔の河原の橋を渡ったあと折り返すこと数回
8:07 オーレン小屋
あぁ ヤマレコとおんなじだわ(笑)
小屋にてテント泊受付 ¥1000を支払い早速テン場へ
さすがSW二日目!7割がたスペースは埋まっているではないか!
先着順のスノコデッキはほぼほぼ無く、そちらは潔く諦め
辺りを見回すと木と木の間にポッカリと”離れ”のような空間が残っていた
日当たりと賑やかさは少々無くともsoloにはお誂え向きだ
8:35設営完了
シュラフ、マットその他諸々の道具をテント内へ放り込み
9:14夏沢峠へ向け再出発
先住民とはオーレン小屋スタッフのセンスに唸ってしまった(笑)
しばらく苔むした八ヶ岳ならではの森歩きが始まる
あぁ心の澱が解けていく...
9:48 夏沢峠
硫黄岳はガスの中
翌日登頂予定の箕冠山(みのかぶりやま)
山びこ荘 2440m
いよいよ硫黄へのつづら折れ急登が始まる
高度を稼ぐにつれ夏沢ヒュッテも徐々に小さくなる
自分の歩いてきた道を振り返るのもいいもんだ
300mの高度を一気に詰めると箕冠山に隠れていた東西天狗さんが
”やあやあよくきたな!”と温かく迎えてくれた
元気な方は何処でもいらっしゃるもんです
ノースリーブに短パン姿のトレランスタイル...いやはや真似できないなぁ
頂上まであと少し...
...と思えば突如ガスって来たり、なかなか気まぐれである
...やってきました 爆裂火口
スケールが大きすぎて遠近感が麻痺しそう
まさに圧巻
お馴染み足元ショット...ああ怖っ...
11:28 硫黄岳 2760m 到着
火口付近は崩壊著しく、容易に近づくなとあり長居は禁物
足元に生えている健気な花に元気をもらいつつ山頂へ戻る
硫黄岳山荘から台座の頭、横岳と続く岩稜の峰々に息をのむ
残念なことになかなかガスが晴れず振り返るとまだかまだかと待ち受けている様子だ
昼飯でも摂りながら気長に待つことにしよう...
初アルファ米の牛飯
熱湯注ぎ、チャックを閉めて待つこと15分...
これがなんと美味しいことよ(爆)
湯量によって雑炊もOKで、時間はかかるが
冷たいのを我慢すれば水だけでも出来上がるそうだ
食後のドリップは外せんでしょう!!ってことで...
あぁ 何もいらんけん(笑)
下山方向の赤岩の頭
小さな秋 見っけ^^
...このままガスが晴れずに終わってしまうのか?...
いやいや 和歌山くんだり(笑)からせっせとやってきたんですもの
ご褒美はしっかりありました
大同心と横岳から続く赤岳が”もうちょっとだけ修行してから来るんだぞ”と
言われた気がして、内心”こんにゃろめ!”と感じつつも
それを口には出さずメラメラと煮えたぎる溶岩の如く
僕の目はギャオス化したのである...
たっぷり2時間の大休憩ののち、13:25 下山の準備に取り掛かる
翌日の天狗様に”また明日 宜しくお願いします”と挨拶
↑峰の松目
↑オーレン小屋 ズーム
少々気を遣うガレ場も、慎重に進めば問題は無く、振り返ると...
13:53 赤岩の頭からの足跡
そして視界も徐々にクリアに、空の青さも際立ってきた これを待っていたのだ!
峰の松目はパスしオーレン小屋へ
14:56 わが家へ帰還
ザックをテントへ放り込み、ひとまずトイレへ(協力金100円)
小屋の雰囲気を味わいつつ、テントへ戻り荷物の整理をしたあと
シュラフに潜り込むと小一時間寝入ってしまった
ファミリーキャンパーの賑やかな声を子守歌替わりに
なんとも心地いい気分...
今日何度目だ?来てよかったと感じるのは...
午後5:30 お風呂(キャンパーは500円)に浸かり
売店で一番搾りを購入
これがまたキンキンに冷えているのだ
冷蔵庫から出したようには見えなかったが、よくよく観察すると
小屋前の清流でネットに入れ冷やしていた
さあさあ 宴会である(笑)
今回はガツンと暖まりたく簡単キムチ鍋とした
鍋キューブ2個
玉ねぎ1個(カット済)
シャウエッセン(これ好き 笑)
キムチ(小パック)
湯を沸かしたら鍋キューブを入れたあと玉ねぎ投入
しんなりしてきたら後は”全部入れ”笑
まぁ酔うの早い早い(爆)五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと
そう これでいいんだ...と妙に納得している自分が居た
明日はどんな山歩きができるだろうと想像しつつ
ベンチレータから覗く三日月を見ているといつの間にか眠ってしまった
夢の中は今日見た稜線が何度もリフレインしていた...
つづく...
地図を眺めつつ計画を暖めること4か月以上...
7-8月の夏山を逃してしまったが、漸く秋の入り口SWに願いが叶った
【 19日(土)】午前9時過ぎ自宅を出発し西名阪・東名阪・伊勢湾岸・中央道と
非常にスムーズに通過しやや拍子抜け
諏訪SAに午後4時ごろ到着
蓼科山やそれに連なる北八ヶ岳の天辺がちらりと覗いていた
茅野市内のseiyuで食材買い出し、下調べしていた玉宮温泉望岳の湯へ
眺めの良い湯船に浸かりつつ心身ともにホッコリしたあと登山口である桜平へ向かう
昼間だとかなり目に優しい景色であろう三井の森を横目に
少々迷いつつ唐沢鉱泉・桜平分岐からいよいよダート突入
”車高の低い車だと擦る恐れあり”とのことだったが
その点はクリアしたのですが、何しろ周辺は真っ暗で本当に此処で正解なのか?と
路面のギャップに注意しつつ、ゆるゆると進み 漸く桜平駐車場に到着
転回できる最上部のスペースを確保
軽くスープとパンで腹を満たし、車中泊のヒトとなる
【 20日(日)】
翌朝5時起床、気温9度 さほど寒さは感じず、マーモット長袖Tに
ゼロポイント半袖Tを重ね着で充分
6:22 桜平スタート
ゲートまでやや下りとなる林道脇にも至る所に駐車
初日のコースはオーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋(テント泊)
まずは夏沢鉱泉を目指す
舗装路を200mほど下り、シラナギ沢を渡った左手に簡易トイレ有
フル装備のザックに足取りもヨタヨタである(笑)
広々とした林道で、山小屋関係車両も入って来ている
6:58 微かに硫黄の臭いが漂い始めると夏沢鉱泉 2060m
ひとまず重いザックを下し、小休止
さていよいよ此処から登山道は始まる
背中のザックは重いが、気持ちは逆に軽く一歩一歩噛みしめながら歩く
簡易発電所を経て、苔の河原の橋を渡ったあと折り返すこと数回
8:07 オーレン小屋
あぁ ヤマレコとおんなじだわ(笑)
小屋にてテント泊受付 ¥1000を支払い早速テン場へ
さすがSW二日目!7割がたスペースは埋まっているではないか!
先着順のスノコデッキはほぼほぼ無く、そちらは潔く諦め
辺りを見回すと木と木の間にポッカリと”離れ”のような空間が残っていた
日当たりと賑やかさは少々無くともsoloにはお誂え向きだ
8:35設営完了
シュラフ、マットその他諸々の道具をテント内へ放り込み
9:14夏沢峠へ向け再出発
先住民とはオーレン小屋スタッフのセンスに唸ってしまった(笑)
しばらく苔むした八ヶ岳ならではの森歩きが始まる
あぁ心の澱が解けていく...
9:48 夏沢峠
硫黄岳はガスの中
翌日登頂予定の箕冠山(みのかぶりやま)
山びこ荘 2440m
いよいよ硫黄へのつづら折れ急登が始まる
高度を稼ぐにつれ夏沢ヒュッテも徐々に小さくなる
自分の歩いてきた道を振り返るのもいいもんだ
300mの高度を一気に詰めると箕冠山に隠れていた東西天狗さんが
”やあやあよくきたな!”と温かく迎えてくれた
元気な方は何処でもいらっしゃるもんです
ノースリーブに短パン姿のトレランスタイル...いやはや真似できないなぁ
頂上まであと少し...
...と思えば突如ガスって来たり、なかなか気まぐれである
...やってきました 爆裂火口
スケールが大きすぎて遠近感が麻痺しそう
まさに圧巻
お馴染み足元ショット...ああ怖っ...
11:28 硫黄岳 2760m 到着
火口付近は崩壊著しく、容易に近づくなとあり長居は禁物
足元に生えている健気な花に元気をもらいつつ山頂へ戻る
硫黄岳山荘から台座の頭、横岳と続く岩稜の峰々に息をのむ
残念なことになかなかガスが晴れず振り返るとまだかまだかと待ち受けている様子だ
昼飯でも摂りながら気長に待つことにしよう...
初アルファ米の牛飯
熱湯注ぎ、チャックを閉めて待つこと15分...
これがなんと美味しいことよ(爆)
湯量によって雑炊もOKで、時間はかかるが
冷たいのを我慢すれば水だけでも出来上がるそうだ
食後のドリップは外せんでしょう!!ってことで...
あぁ 何もいらんけん(笑)
下山方向の赤岩の頭
小さな秋 見っけ^^
...このままガスが晴れずに終わってしまうのか?...
いやいや 和歌山くんだり(笑)からせっせとやってきたんですもの
ご褒美はしっかりありました
大同心と横岳から続く赤岳が”もうちょっとだけ修行してから来るんだぞ”と
言われた気がして、内心”こんにゃろめ!”と感じつつも
それを口には出さずメラメラと煮えたぎる溶岩の如く
僕の目はギャオス化したのである...
たっぷり2時間の大休憩ののち、13:25 下山の準備に取り掛かる
翌日の天狗様に”また明日 宜しくお願いします”と挨拶
↑峰の松目
↑オーレン小屋 ズーム
少々気を遣うガレ場も、慎重に進めば問題は無く、振り返ると...
13:53 赤岩の頭からの足跡
そして視界も徐々にクリアに、空の青さも際立ってきた これを待っていたのだ!
峰の松目はパスしオーレン小屋へ
14:56 わが家へ帰還
ザックをテントへ放り込み、ひとまずトイレへ(協力金100円)
小屋の雰囲気を味わいつつ、テントへ戻り荷物の整理をしたあと
シュラフに潜り込むと小一時間寝入ってしまった
ファミリーキャンパーの賑やかな声を子守歌替わりに
なんとも心地いい気分...
今日何度目だ?来てよかったと感じるのは...
午後5:30 お風呂(キャンパーは500円)に浸かり
売店で一番搾りを購入
これがまたキンキンに冷えているのだ
冷蔵庫から出したようには見えなかったが、よくよく観察すると
小屋前の清流でネットに入れ冷やしていた
さあさあ 宴会である(笑)
今回はガツンと暖まりたく簡単キムチ鍋とした
鍋キューブ2個
玉ねぎ1個(カット済)
シャウエッセン(これ好き 笑)
キムチ(小パック)
湯を沸かしたら鍋キューブを入れたあと玉ねぎ投入
しんなりしてきたら後は”全部入れ”笑
まぁ酔うの早い早い(爆)五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと
そう これでいいんだ...と妙に納得している自分が居た
明日はどんな山歩きができるだろうと想像しつつ
ベンチレータから覗く三日月を見ているといつの間にか眠ってしまった
夢の中は今日見た稜線が何度もリフレインしていた...
つづく...
去年の夏を思い出しながら楽しませてもらいました。
硫黄から赤岩の頭を経由した稜線歩き、すごくいいですねー。
後半も楽しみです。
木柄屋さんの昨年の記事 見ました。
デッキテン場をしっかり確保されて。。。^^v
初日、二日目と逆ですが同じコースだったんですね。
今やっと気が付きました(笑)
写真のグレードもやっぱり違って、なんか恥ずかしいですわ(爆)
ひとつ後悔してるのが硫黄山荘近くのコマクサ群生地を見てこなかったこと・・・
あの稜線は初日のハイライトでしたね^^v
実は来月に八ヶ岳方面を計画してまして、どのピークを目指そうか、色々と考えています。
今回のブログや写真を大いに参考にさせていただきます(^o^)
やっぱり八ヶ岳はいいですねえ
コマクサ群生地ですが山荘から結構登り返しがある上
確か7月が見頃だった気がするので
また来夏に赤岳~硫黄岳縦走でリベンジしてください(^^)
緑の多い八ヶ岳にボンサイグリーンのイーサーがええ感じに溶け込んでいます。(笑)
キムチ鍋、ウマそう!シャウエッセンが合いますよね♪
テントにシュラフなど、テント場に置いて周遊できる八ヶ岳、なかなか魅力的。
エスコート、よろしゅうに♪
爆裂火口、迫力がありますね
小さな秋の発見と合わせて森林限界の上の世界の気持ち良さが伝わります
後半も楽しみです(^^)
来月ならもっと紅葉も進んでよろしいかと思います(^-^)
アプローチ良し、山小屋も充実、コースも豊富ですしね。
asobistさんの記事見て、また悶々とします(笑)
年一回は八ヶ岳に通おうかなとも考えてます。
あぁやっぱり葉なの時期は終わってるんですね。
情報ではちょっと珍しい白いコマクサが咲くとのこと…
余計見たいね。
主峰赤岳かあ…憧れだなあ…
言うても北アなので混雑してるやろなあと外しました。
寝ないで夜中運転もシンドイので
移動日含め3日はほしいですね 僕の場合( ´∀`)
そう 荷物は置いて周遊、さらに小屋も利用すれば
かなり楽しめそうです…
ワンバーナークッキング また教えてください(笑)
まだまだ秋はこれからといったところですが
日に日に紅く染まっていく様を想像すると
あぁやっぱり自然には敵わないなあと痛感します(*´∀`)
爆裂火口の迫力にも「…凄いな…」しかコトバガ出てきませんでした(笑)