涸沢カール直下の石段道...荷が重いと足元おぼつかないねぇ(笑)
さてさて2016シルバーウィーク...
2014唐松岳、2015八ヶ岳(硫黄、天狗)と恒例になりつつある長野遠征...
9/16(金)を早々に有給休暇を取得しておりましたので
4日間あればなんとかいけるだろうと1か月前には予想していました
ところが蓋を開けてみれば、息子の部活の試合日程が16(金)にバッティング...
これをスルーしてオヤジ独り山へ逃避行する勇気はありません(笑)
とにもかくにも16金曜日は早朝から京都の某スタジアムへ駆けつけ観戦
...一応 山の道具はラゲージに詰め込んで...(笑)
そうです...
観戦が終われば、そのまま一路長野へ...という魂胆...
はい 奥さんは京都駅から電車で帰って頂きました(爆)
駅に送る途中なんだか申し訳なくて、そのうえ土日の天気もイマイチと
わかっていたので「もうやめとこうか...」と呟くと
横で奥さんは一笑し「いっておいでよ 楽しみにしてたのに...」と優しく背中を押してくれたのです(笑)
もうこんな前フリいいですか!?(笑)
では画像中心になりますがレポいきます...
一路 名神ー中部縦貫道を経て、高山清見IC下車
上高地へのシャトルバス発着場所である奥飛騨温泉郷を目指す
ひとまず汗を流すべく 平湯の森 へ...
何の下調べもなく飛び込みで入ったが、白濁の濁り湯が実に良かったな
温泉後は某駐車場で仮眠...
アカンダナ駐車場バスターミナル 5:20発 乗車
ちなみにアカンダナ駐車場~上高地 往復¥2050
安房トンネルー中の湯ー釜トンネルー太兵衛平ー大正池を経て30分程度で上高地バスターミナル到着
午前6時前だというの観光客、ハイカーでごった返しております^^;
でも通勤ラッシュのような険しい眼はしておらず、皆やさしい(笑)
登山届を記入し、ジャスト6:00に歩き出す...
ものの5分ほどで河童橋、その後方には穂高連峰がお目見え...
公衆トイレも河童で”推し”ます(笑)
河童橋から梓川下流を望むと焼岳も...
撮影もそこそこに”上高地街道”を往きます...
小梨平キャンプ場に仙人のような絵描きの爺さんが居た
赤いTシャツ姿にバックプリントで「穂高に挑戦!」とあった
”いつから此処に居るの?”ってくらいこの地に馴染んでしまっていたなぁ...
梓川に沿って樹林帯をゆるやかに上り下りする
距離によって明神岳の見え方も変わってくるのがいい...
大型ザック、半袖半パンのトレイルランナー...といろいろ
男女問わず単独行の方が多かったように思う
もっぱらソロの方に声を掛けるのは自然な成り行き(笑)
自転車用メットを流用するのが手っ取り早くていい♪
7:03 明神館
明神岳2931m 5峰のうち2峰が明神槍
白沢出合・徳本峠分岐
徳本峠まで2:20(帰り1:30)
穂高連峰と梓川上流の眺めが良いと山地図にある...
テン泊候補地に入れておこう
終日曇り予報でしたが、これだけ晴天が拝めれば
ちょっと得した気分だ♪
屏風の頭も見えます
そして視線を左に移動すれば明神岳と前穂高岳がコラボ...ええ眺めやぁ...
8:02 徳沢
このテン場の心地良さはどうだ!?
ここをベースに蝶ヶ岳周回も視野に...アカン 妄想が膨らみすぎる(笑)
また”氷壁”を読み返したくなった...
9:19 横尾
予報通り曇天に...お天道様は正直すぎます(笑)
横尾大橋を渡りササヤブの平坦道をテクテク...
そこを抜けると屏風岩を仰ぎ見る河原に出た
クライミングのポイントでもあるこの岸壁...遠近感が掴みづらいですが、落差700mとも...
10:38 本谷橋
ここにきて時間的に残り2時間で涸沢カール...
甘塩っぱいピーナツで備えます...
しかし6時出立から4時間半...
テン泊道具を担ぎつつの急登はなかなか堪えた...
横尾尾根が見えるポイントでザックを下ろし小休止
ほどなくSガレ 11:39 無事通過
ナナカマドが紅く色づいています
いよいよ前穂・奥穂・北穂に囲まれた涸沢カールが見えてきましたが
なかなか近づかず ただただじりじりと歩を進めます
振り返ると...
さぁもう一息...
12:41 涸沢ヒュッテ・涸沢小屋分岐
テン場へは時間的に同じらしく、私はヒュッテ側へ
しかしさすがの超メジャールートだけあって整備が行き届いています
石段道を詰めるとパノラマコース分岐
12:55 涸沢ヒュッテ 到着...6時間55分(休憩時間込)お疲れちゃん...
おぉ!ここが涸沢カールのテン場か!いつぞや夢見ていた聖地(笑)
涸沢小屋もなんとも雰囲気あります...
さてと...まずはテントをちゃちゃっと設営してしまおう
受け付けは後でもいいと事前リサーチをしていましたので...
ヒュッテからそう遠くない場所を決め30分ほどで設営完了し
とりあえず財布、カメラ、プラティパスを
取り外し可能なザックの天蓋に放り込みヒュッテへ駆け出す...
そうアレです...
ヒュッテ名物 おでん6点生ビールセットです!
シャッターを押す手も若干フルエています(爆)
グビッ...グビッ...グビッ...
あぁ...何もいらんけん...
強いて言えば 大根が煮え足らんのぉ...関西人は味にうるさい(笑)
でも いいんですよ そんなちっちゃいこと...
”涸沢の風”はヒトを優しくしてくれます(笑)
ほろ酔い気分で水の補給やら...
テラスから我が別邸を撮影したり...
ちなみに画像中央、通路左のグリーンが我がトレックライズ
張り縄のテンションがイマイチ(笑)
ぶらぶらとテン場を徘徊しつつ
奥穂・涸沢岳なんぞを眺めてもすっぽりとガスの中...
実はちょっぴり残ってる雪渓のある方向が上高地とわかり
なるほどぐるりとはるばる巻いて歩いてきたのだなぁと
感慨もひとしお...
疲れを癒すべくお昼寝...
涸沢テン泊に備え、スリーピングマットを新調したおかげもあって
ぐっすり惰眠を貪ることができた...
その新しい山道具については追々...
目が覚め珈琲を沸かす...
時間は午後4時過ぎ...
なんと贅沢な(笑)
香しい一杯をいただき、持って来ていた文庫本を
数ページめくったところで再び眠りに落ちていた...
...
午後9時半ごろだったか...
寝ぼけ眼でヘッドランプを額に巻き歯磨きとトイレへ...
カメラを三脚にセットしテン場を撮ってみた
今回の山行は儚い夢か はたまたうたかたの幻だったのか(笑)
案の定 天幕を叩く雨音が可愛いものから一変
ばらばらとボリュームアップし、時折テントを押しつぶすほどの
強風が奥穂から吹き下してきた...
空気孔を閉め忘れていて、雨が吹き込みシュラフが一部濡れてしまった...
急いでコードを締め直す...
設置場所間違ったかな...
そういえば通路より下側は風下なのでこっちの方がいいぞと声が聞こえてたっけ...
雨風も強弱を繰り返し午後11時ごろが最強だった記憶がある...
眠りの度合いもそれにシンクロして遠い浅いを繰り返した...
雨音を聞きつつ、天井に縛り付けている眼鏡や手ぬぐいが
ゆらゆら揺れるのを眺める...
でも 悪くない この感じ...
問題は雨の中 どう撤収するか?だ
悶々と考えてると徐々に雨も小康状態になり、午前4時起床
湯を沸かし珈琲、カップケーキ、トマトスープで摂った
夕食は抜いたので、ことのほか旨く感じた...
テント内でパッキングを済ませ、フライとテントは
最後に大きめのスタッフバッグに放り込み撤収完了...
設置許可証を受け付けポストに返却し
6:22 下山開始...
涸沢(6:22)-本谷橋(7:55)-横尾(9:03)-徳沢(10:15)-明神館(11:20)
12:11 小梨平食堂でソースカツ丼を掻き込む...
下山は終始雨に打たれつつ、とぼとぼとひたすら上高地へと歩を進める
ザックカバーだけでは今回の雨では心許なく
大型インナーバッグを使用すべきだったなと、今後の課題一つ
13:00 アカンダナ駐車場行きシャトルバスに乗り
温泉は再び 平湯の森へ...
帰路は名神で小さい渋滞につかまりつつも5時間40分ほどで帰還
無事2016SW恒例山行が幕を閉じました...
雨を含み重くなったテントを喘ぎつつ担ぎ終えたにもかかわらず
翌日には嬉々として山道具を水洗いし天日干しして
すっかり次回に備える自分が居ます(笑)
さぁ 次は何処を歩こうか...
最後まで見て頂き有難うございました♪
そうそう2013GWの記事 読み返しましたで^^
横尾から入山規制やったんですねぇ
氷壁の宿にもしっかり泊まって・・・羨ましいぜ^^v
雪中徳澤キャンプ 候補に挙げておきます(笑)
横尾からはおでんのことしか考えてなかったでしょう(笑)
残雪満載な春の上高地もなかなかよかったのでぜひ!
とはいえシュラフも要る、マットも要る・・・となれば・・・ねぇ(笑)
でも狭いなりにも自分の空間と自由が手に入りますよ^^
帝国ホテル調べましたが、ベランダ付きのツイン一泊と
私のテントの価格が同じとは これまた・・・(笑)
一瞬でも晴れ間があれば儲けもの・・・くらいのスタンスで
臨んだので結果オーライでした。
”横尾”までは平坦な林道歩きが3時間・・・なかなか長いですね。
それ以降が”本番”って感じです。
北穂も視野に入れるともう一泊・・・妄想は尽きません。
ひつぢさんなら沢渡からアプローチして日帰りで楽しめますね 羨ましいなぁ^^
上高地、涸沢テン泊も憧れるけど、インペリアルホテルも憧れます(^^)
上高地方面って結構な距離を歩きますね。ただ終始オープンなハイクも楽しそうです
お疲れ様でした!
錫杖さんの空気感溢れる画に
いつもため息ばかり出ています。
涸沢に青春…いいですね
私はページを開いたばかり…
あれから3日たちますが
見てきた風景が頭から離れません…
いい感じに病んでいます(笑)
コメントありがとうございます。
横尾 さらには本谷橋からはなかなかキツかった(T_T)
30分毎に休憩入れてました。
奥穂まで行かれたんですね 羨ましい。
そう言えばちょっと前になりますがK村さんがご友人と
コージ⚪でお見かけしました。
時期的にその涸沢行きの準備だったかもしれませんね。
私も山小屋を上手に利用しつつ
歩きたいですね(^^)
やはり岐阜側からアプローチが60kmも短縮と分かり正解ですね。
絵描きの爺さんのテントが他とは異彩を放っていて
生活感が滲み出ていました。
明らかに「ここで暮らしている!」と(笑)
涸沢での夜も寒さは感じませんでした。
モンベル長袖アンダー、バーグハウス フーディにマーモットのダウンで寝ました。
それだけ着れば寒いわけないって!?(笑)
朝の珈琲を飲みながら
ゆっくりと拝見させていただきました。
涸沢
わたしの青春がいっぱい詰まってます。
ありがとうございました。
山地図を見てみると徳沢から蝶ヶ岳まで4時間40分、これを横尾経由で周回すると8時間50分!
蝶ヶ岳ピストンでも7時間40分ですから結構長丁場(^^;
1週間くらい休みあったらなあなんて思います。
そうそう 二日目はカメラをザックから出すのが面倒なほど
雨にやられました。
行きで大正池で降りる方もいましたが河童橋まで小一時間かかるかも(^^;
帰りは上高地からバスに乗る人がほとんどなので
大正池から乗ろうとしても「満席なので次のバスで…」なんてアナウンスされてましたよ。
僕とK村も8月末に涸沢に行ってました。今度は信州の山でバッタリ会いそうですね~。
僕たちは、軽装備で涸沢に2泊して奥穂だけ登って来ました。
ちなみに油絵のオヤジさんは4月の開山から9月までずっと小梨平で暮らしてます。
夜の寒さは大丈夫でしたか?
さすがに2日目の写真はありませんな。
霧が立ち込める大正池など期待してたんですが。
しかし上高地から涸沢、7時間?!
結構かかるんですね~。メモメモ