本の紹介、3冊目です。
やはりこの方は外せないですね。
と、いうことで野村克也さんの本です。
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「野村の革命」
著者:野村克也
出版:KKベストセラーズ
【内容】
「苦難を乗り越えてこそ、
そこに人間の真価が顕れると思う」
~ 本書、はじめに より ~
病身で家庭を支える母の為にプロ野球選手を目指し、テスト生として南海ホークスに
入団。「壁」から始まり、レギュラーの座を掴み、主戦捕手兼4番打者、選手兼監督に
までなった後、45歳で現役引退。
評論家を経て、監督として再び現場復帰。正に野球と共に歩んだ人生。
その野村氏の言う「革命」とは何か。そして彼にとっての、野球とは?
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テスト生として南海ホークスに入団し、「壁」と呼ばれるブルペン捕手に。
打撃をかわれてファースト守備につきつつ、自力で送球の練習をして監督の見る目を変える。
キャンプで意外なチャンスを掴み、チームカラーの変更を追い風にレギュラーへの道が拓ける。
独自の野球理論を持ちつつ、努力で這い上がり、その理論を実践してチームを勝利に導く。
その野村氏の言う「革命」とは何か?
それは読んでのお楽しみとして。
ご存知、野村元監督の本です。沢山出されている本の中でこの本を選んだのは、パラッと
中身を見た時に、現役時代の練習について書かれていたのを見て興味をひかれたから。
それと、最近出された本だったから、という理由もあります。
昨年までイーグルスの監督をされていた野村さんが、今の現役選手達をどう見ているか、
を知りたかったので。
野村さんの野球に対する考えが沢山語られています。監督としての目線の中にはやはり捕手として
培った理論があり。ある意味、監督的な視点を持つ必要があるのが、捕手というポジションだ、
と改めて思います。
野村さんと言えば、何かと話題の多い方。目立つ分だけ、好き嫌いの分かれる人だと思います。
天邪鬼な私、世間がイーグルスの快進撃をもてはやすのに反発したのか、CSでは密かに
ファイターズを応援していたんですが。(と、いうか日本シリーズを見ていて、
「野球の上手な人同士の試合だ~」と感心しました。ファイターズの守備の上手さに惹かれた、
というのが真相です)
にもかかわらず、ホークス戦での山崎選手のホームランには感動しました。
というか、セ・パ両軍とも、CSでの戦いぶりは見応えがありました。タイガースがそこに
居ないことを残念に思うとともに、そこまで到達出来なかった力の差を感じました。
ノムラ野球と言えば、ID野球。データを基に戦略を立てる、理論を重視した野球、という
イメージがあります。特に配球については、一球一球について、それを投じさせた根拠を求める、
という徹底ぶりです。
しかし、その「理」とともに「情」を持ち合わせるのが野村さんである、ということに
この本を読んで気付きました。選手達も人間、監督も人間。そこには様々な感情があり、
葛藤もあり。データからは見えない、人と人の間に作用する「力」が確かにあります。
野村さんは、選手として、監督として数々の記録を残し、ファンにも選手達にも様々な記憶を
残しました。でも、彼の残した最も大きなものは「人」でしょう。彼に影響を受けた沢山の人々が、
今の日本球界で活躍しています。そしてその人達に影響を受けた人たちが、これからの時代を
背負って行くことでしょう。
巻末には、桑田真澄氏との対談が収録されています。これがまた面白い。
私は全く知らなかったんですが、桑田さんって、なかなか哲学的なことを言わはるんですね。
「道」とか。それを格好つけて言っているんではなく、至極真面目に真剣にそういった言葉を使う。
そしてそれを実践するように、本当に地道な努力を続けておられるようで。
こういう人、大好きです。
桑田さんも、野村さんも、本当に野球が好きで好きで仕方ない、というのが伝わってきます。
こういう人達がいるからこそ、今の野球界があるんだなあ、と改めて感謝するとともに、
自分にとっての野球とは?というのを考えるようになった今日この頃でございます。
ノムさんを抜きに野球が語れるか!のワンクリック→
お願いします。
やはりこの方は外せないですね。
と、いうことで野村克也さんの本です。
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「野村の革命」
著者:野村克也
出版:KKベストセラーズ
【内容】
「苦難を乗り越えてこそ、
そこに人間の真価が顕れると思う」
~ 本書、はじめに より ~
病身で家庭を支える母の為にプロ野球選手を目指し、テスト生として南海ホークスに
入団。「壁」から始まり、レギュラーの座を掴み、主戦捕手兼4番打者、選手兼監督に
までなった後、45歳で現役引退。
評論家を経て、監督として再び現場復帰。正に野球と共に歩んだ人生。
その野村氏の言う「革命」とは何か。そして彼にとっての、野球とは?
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テスト生として南海ホークスに入団し、「壁」と呼ばれるブルペン捕手に。
打撃をかわれてファースト守備につきつつ、自力で送球の練習をして監督の見る目を変える。
キャンプで意外なチャンスを掴み、チームカラーの変更を追い風にレギュラーへの道が拓ける。
独自の野球理論を持ちつつ、努力で這い上がり、その理論を実践してチームを勝利に導く。
その野村氏の言う「革命」とは何か?
それは読んでのお楽しみとして。
ご存知、野村元監督の本です。沢山出されている本の中でこの本を選んだのは、パラッと
中身を見た時に、現役時代の練習について書かれていたのを見て興味をひかれたから。
それと、最近出された本だったから、という理由もあります。
昨年までイーグルスの監督をされていた野村さんが、今の現役選手達をどう見ているか、
を知りたかったので。
野村さんの野球に対する考えが沢山語られています。監督としての目線の中にはやはり捕手として
培った理論があり。ある意味、監督的な視点を持つ必要があるのが、捕手というポジションだ、
と改めて思います。
野村さんと言えば、何かと話題の多い方。目立つ分だけ、好き嫌いの分かれる人だと思います。
天邪鬼な私、世間がイーグルスの快進撃をもてはやすのに反発したのか、CSでは密かに
ファイターズを応援していたんですが。(と、いうか日本シリーズを見ていて、
「野球の上手な人同士の試合だ~」と感心しました。ファイターズの守備の上手さに惹かれた、
というのが真相です)
にもかかわらず、ホークス戦での山崎選手のホームランには感動しました。
というか、セ・パ両軍とも、CSでの戦いぶりは見応えがありました。タイガースがそこに
居ないことを残念に思うとともに、そこまで到達出来なかった力の差を感じました。
ノムラ野球と言えば、ID野球。データを基に戦略を立てる、理論を重視した野球、という
イメージがあります。特に配球については、一球一球について、それを投じさせた根拠を求める、
という徹底ぶりです。
しかし、その「理」とともに「情」を持ち合わせるのが野村さんである、ということに
この本を読んで気付きました。選手達も人間、監督も人間。そこには様々な感情があり、
葛藤もあり。データからは見えない、人と人の間に作用する「力」が確かにあります。
野村さんは、選手として、監督として数々の記録を残し、ファンにも選手達にも様々な記憶を
残しました。でも、彼の残した最も大きなものは「人」でしょう。彼に影響を受けた沢山の人々が、
今の日本球界で活躍しています。そしてその人達に影響を受けた人たちが、これからの時代を
背負って行くことでしょう。
巻末には、桑田真澄氏との対談が収録されています。これがまた面白い。
私は全く知らなかったんですが、桑田さんって、なかなか哲学的なことを言わはるんですね。
「道」とか。それを格好つけて言っているんではなく、至極真面目に真剣にそういった言葉を使う。
そしてそれを実践するように、本当に地道な努力を続けておられるようで。
こういう人、大好きです。
桑田さんも、野村さんも、本当に野球が好きで好きで仕方ない、というのが伝わってきます。
こういう人達がいるからこそ、今の野球界があるんだなあ、と改めて感謝するとともに、
自分にとっての野球とは?というのを考えるようになった今日この頃でございます。
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