続きです。今日は、
ケアマネージャー試験
重要項目65
【35】褥瘡(じょくそう)
【36】感染症・難病
【35】褥瘡
寝たきり状態で体位変換が十分でない場合に、
局所の持続的圧迫により循環不全で起こる
皮膚障害であり、いわゆる床ずれのことである。
○褥瘡の原因と治療
・仙骨部
・大転子部
・肩甲骨部
・踵部
などが好発部位。
低栄養、栄養状態の悪化は褥瘡の原因となる。
局所性因子は、
圧迫、
摩擦、
過度の湿潤、
温度、
感染などである。
全身性因子は、
低栄養、
貧血、
活動性の低下、
知覚麻痺、
意識障害、
失禁、
るいそう(極端に痩せること)
などである。
褥瘡が
菌血症や敗血症など
全身感染の原因となることがある。
褥瘡の治療を早めるには、
高タンパク、
高カロリー、
高ビタミンの栄養補給が重要である。
褥瘡の創面の色は、
黒→黄→赤→白
と変化して治癒に至る。
○褥瘡の予防
①体位変換を定期的に行う(目安は約2時間ごと)
②不潔、湿潤、摩擦、低栄養などの発生、増悪因子をできるだけ除去する。
③圧迫除去装置、褥瘡予防用具を有効に使用する。
【36】感想・難病
○感染症
1・呼吸器感染
2・尿路感染症
3・感染性胃腸炎
4・疥癬(かいせん)
○難病
1・パーキンソン病
2・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
3・進行性核上性麻痺
4・大脳皮質黄底核変性症