続きです。今日は、
チェックリスト500
268〜273【生活不活発病(廃用症候群)と老年症候群】
274〜277【認知症】①
【生活不活発病(廃用症候群)と老年症候群】重要度:高
・寝たきりや体を動かさないことなどによって生じる全身の心身機能の低下を、
生活不活発病(廃用症候群)という。
・生活不活発病の起こる原因には、活動量の低下、活動の質の低下、活動や社会などへの参加の制約などがある。
・生活不活発病には、骨格筋の萎縮や尿路結石などがある。
・老年症候群は、
①高齢者でなくても見られる急性または慢性の症状で、高齢者に出現する頻度が高く、特別な配慮が必要となる病態と、
②高齢者に特有の病態または主に高齢者に見られる病態
に大別することができる。
・老年症候群には、せん妄、フレイル、褥瘡などがある。
・フレイルとは、高齢になって筋力や活動が低下している状態をいう。
【認知症】①重要度:高
・認知症の症状は、認知症状(中核症状)とBPSD(認知症の行動・心理症状)に分類できる。
・認知症状(中核症状)には、記憶障害、判断力の障害、問題解決能力の障害、実行機能障害、失行・失認・失語などがある。
・BPSD(認知症の行動・心理症状)は、認知症を発症した場合に必ず出現するものではない。
・BPSD(認知症の行動・心理症状)を起こしやすい要因として、孤立や不安、不適切な薬物の使用などがある。