続きです。今日は、
ケアマネージャー試験
重要項目65
【61】介護支援専門員とソーシャルワーク②
【62】援助困難事例への対応
【61】介護支援専門員とソーシャルワーク②
○マクロ・レベルのソーシャルワークとは
社会や制度に働きかけ、そのものの変革を目指す。
○具体的な内容
具体的には、地域開発、社会資源開発、社会(地域福祉)計画、
ソーシャル・アクション、政策立案、行政への働きかけ、
福祉教育、世論や規範意識への啓発、政治家への請願活動など。
また、社会的企業や社会福祉法人などの組織における、
社会福祉的価値を基本としたマネジメントを行う社会福祉運営管理も含む。
○ジェネラリスト・ソーシャルワーク
課題の全体関連性を理解し、
統合的に展開されるソーシャルワークの実践
が必要であり、これをジェネラリスト・ソーシャルワークとも呼ぶ。
【62】援助困難事例への対応
○問題解決を援助するための基本的事項
①アウトリーチ
積極的援助を必要としている人々の存在を十分認識し、
積極的に接近すること(アウトリーチ)が重要である。
②予防的対策
問題発生の予防と早期発見のため、
市民への教育活動や組織化活動を通し、
問題発見の仕組みを作る必要がある。
③信頼関係の樹立
④観察・情報収集
⑤人・問題・状況全体の問題分析と事例検討会議
○援助困難事例へのアプローチ
①基本的対応の仕方と過程
②相手の気持ち、置かれている状況に共感的理解を示す
③正しい知識・情報の提供とワーカーの教育的機能
専門用語・外来語などをなるべく使わず、
できるだけわかりやすい言葉を用いる。
④深刻な問題へは具体的に対応
⑤家族間調整の重要性
⑥社会資源の活用・開発
⑦強力な介入が必要な場合
高齢者自身の生命の危険が予見できる
場合や関係者が著しい迷惑を被っている場合、
もしくは家族などによる虐待が改善されない場合
などには専門職が強力な介入を試みる必要がある。