米国のカジュアルブランド「J.CREW」が販売を開始した日本を応援するTシャツに、日本海(Sea of Japan)の文字が表記されていることが分かり、韓国で戸惑いの声が上がっている。
J.CREWは現地ホームページに4日、東日本大震災の復興を支援するためのTシャツの販売を開始した。Tシャツの真ん中には日本語で「がんばれ日本!」の文字と、ピンクのハートマーク、そして日本の地図がデザインされているシンプルなものだ。
しかし、問題は海の部分。日本列島は海で囲まれているため、PACIFIC OCEAN(太平洋)やSEA OF JAPAN(日本海)の文字がTシャツに記されていたのだが、韓国では以前から「日本海」ではなく「東海」(East Sea)と呼称すべきだと主張しているため、この部分が問題となってしまった。
そのため、このデザインをみた韓国のネットユーザーの間からは「いくら商品でも購入する人は東海は日本海だと思っていることになる」「Tシャツを来て歩いている人を想像すると怒りがこみ上げてくる」「独島で敏感な時に日本海のTシャツとは…」「J.CREWは問題を起こすな!」「当分J.CREWの商品は買わない」などの反応が集まっている。韓国メディアの報道によると、抗議のメールを団体で送ろうという意見もあるという。
韓国で物議をかもしているTシャツのデザインについて、J.CREW側は「自社のグラフィックデザイナーによるデザイン」と説明している。
ちなみに、このTシャツはこども用と女性用があり、どちらも1枚25ドル(約2000円)。ほかにも「LOVE SAVE JAPAN」の大きな文字が入ったトートバッグ(25ドル)や男性用Tシャツ(25ドル)などもあり、収益金はすべて日本赤十字社に寄付される。
参照:「日本を助けよう」Tシャツに“Sea of Japan”で論争 - ファイナンシャルニュース
参照:J.CREW
(文:林由美)
http://news.livedoor.com/article/detail/5465881/