自己管理能力を高めよう

これからは自分の健康は自分で守る時代

年々急増している熱中症について

2022-12-08 06:43:16 | 熱中症対策

冬場は、熱中症とは縁のない季節と思われがちですが、油断は禁物です。夏の暑い時期に比べて水分補給の回数が少なくなる上に、暖房の効いた室内では乾燥して身体から水分が失われやすくなります。「立ちくらみがする」「頭痛がする…」それ、熱中症の症状かもしれません。

☆熱中症とは
人間は暑さを感じると汗をかき、体内の熱を外に放出することで体温調整をしています。しかし気温が高すぎたり、運動などで体温が上昇しすぎると、体内の熱を外に放出しきれなくなります。その結果体温調整がうまく行えず、体内に熱がこもって起こる症状のことを、熱中症といいます。

☆熱中症の症状
軽症のもので、立ちくらみ・唇の痺れや、大量の発汗に伴う筋肉の硬直・痛みなどがあります。水分補給・塩分を摂取し、涼しい場所で身体を冷やして休んでください。以下の症状は中等症の場合があります。意識が朦朧をしている場合は、病院への搬送が必要の場合もあります。
頭痛・不快感・吐き気・嘔吐・失神・意識障害・痙攣 等

熱中症は屋外だけではなく室内でも発症します。高温多湿・日差しや照り返しが強い場所・熱がこもっている室内なども危険です。そういった環境では、水分補給をする・クーラーをつけるなどの対策をして、特に気をつけましょう。

熱中症を予防するには、第一に水分を補給です。適量を小まめに摂取します。次に炎天下や日差しが強い日に、長時間外に出ることは避けましょう。どうしても必要な場合は、適度な休憩をとってくださいね。汗をかくときは、水分と一緒に塩分も摂取しましょう。

熱中症は本人も気づきにくく、気がついたときには急激に悪化し、時には死亡することもある大変危険なものです。しかし、正しい知識があれば防ぐことができます。体調の変化に気をつけ、周囲にも気を配り、熱中症から身を守りましょう。

参考:もうすぐ夏本番!看護師が知っておくべき熱中症対策