アイボールライブ

東日本大震災を契機に始めたMasacoのアイボールライブは
まだそう歴史はありません
アイボールは目の玉を連想させる言葉ですが、
目と目を合わせることは実際に顔を見合わせることです



日頃お世話になりながら、気になりながら・・も
何もできないもどかしさの中で起こった大災害が３月の地震と大津波でした
それまでライブはとにかく大勢の方に来て貰わないと・・・
そんな思いがありましたが、日増しに増大する被害になすすべもなく、
必死に過ごした１６年前の阪神大震災の自分が重なっていました

あれからもう１６年・・・
倒れた高速道路の脇を通り通学したあの頃から
どれだけ進歩した自分が居るのだろう・・！！
何度考えてもちっぽけな自分を感じるだけでした

何が出来るのだろう・・・
巷ではボランティアが話題になり実際被災地にも行きましたが、
私に出来ることなど大したことはありません
歌うことがあるじゃないか・・その声を貰って、思いついたのが
大勢の人にこだわらず今いる一人の人にでも声をかけ歌うことの意味でした
その時一番気になりお世話になった方一人のためにライブをしよう・・・
そう思いつきました
気負いも無く一人の為に歌えることが自分の喜びのひとつだと感じた時、
自然な自分がいました

そんな思いの人が古里、明石にもいます・・
いつか実現したい
その日は法事の翌日、敬老の日♪
叔父の画廊をライブ会場に決めて、
その方をお招きしてアイボールライブをしました
前回はたった一人でしたが、今回は叔父叔母を含め、少し大目のお客様です
ゲストは大好きなおばあちゃんがお世話になった方・・・
いつも一度Masacoのライブに行きたいと言ってくださいますが、
少し足がご不自由でその願いもかなわず今になってしまいました

アンプなどの機材は事前に送り、
ご本人は気軽に雑談くらいの思いだったようですが、
一人の為にたっぷりと時間をかけたライブに嬉しいお言葉をいただきました
自己満足かもしれませんが、
これからもアイボールライブを続けながら歌の道を進みたいと願っています