奇蹟100展~goo blog編~

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奇蹟ライブラリー「随想・国を守る気概とは?」

2022-04-13 06:09:18 | 日記
おはようございます☀
今日は、奇蹟ライブラリーの中にある「随想」から貴重なお話をお届け致します。

「国を守る気概とは」

◎命懸けの機雷掃海   
戦後の復興に寄与する

I氏は17歳で海軍兵学校に入学。広島県江田島にある海軍兵学校は海軍の兵科将校を養成する機関である。イギリス、アメリカの海軍兵学校とともに世界三大兵学校として知られ、当時一高と並び最難関校だった。

◎戦艦大和に乗艦

I氏が入学したのは昭和17年、同期1026名(74期生)。
大東亜戦争末期の昭和20年3月30日に繰り上げ卒業し、4月3日に戦艦大和に乗艦。
その3日後、4月6日に大和は沖縄に向けて出撃した。
5年前に上映された映画「男たちの大和」でも描かれているが、乗組員は帰れないことを覚悟の上での出撃であった。

出撃の前日、有賀幸作艦長の命令により傷病者と若干の老兵、兵学校卒業直後の53名の士官候補生が退艦させられた。
その一人がI氏である。士官候補生は生きて帰れないことを覚悟の上で艦長にこのまま乗艦することを二度嘆願したが、命令が覆ることはなかった。
士官候補生にとってはわずか3日間の乗艦となった。艦長は若い命を無駄にしてはいけないとの思いだったのだろう。I氏はこのとき20歳。
大和は4月7日、鹿児島沖で壮絶な戦いの末に沈んだのである。乗組員三千余名のうち、生き残ったのは一割にも満たない269名であった。

その後、I氏は7月15日付で海軍少尉に任官、と同時に鳥取にある山陰海軍航空隊の防空砲台指揮官として赴任した。
そのときに敵機の来襲があった。
I氏は指揮を執る立場のため身を隠すことはできない。そのため敵の標的となりやすく、敵機の機銃掃射が目の前をかすめていった。自分もこれで終わりかと思ったが幸い負傷することもなかった。このときの心境について「不思議と怖いという気持ちはなかった。」という。
鍛え抜かれた精神力と砲台長としての責任、そして国を守る気概があったからではないだろうか。

◎戦後、自衛官として活躍

戦後、I氏は日本近海にアメリカ軍が敷設した機雷の掃海に当たった。
今まで全く知らなかったが、日本の港という港には感応機雷が入れられて、日本は経済封鎖をされたまま終戦を迎えた。日本再建のために危険な機雷掃海業務に取り組んだのが、I氏たち旧海軍の軍人だったのである。

戦後間もない昭和20年9月に作業を開始し7年もの長きにわたって続けられた。この間、触雷などによる殉職者は79名にも上った。
掃海部隊の長期にわたる命懸けの貢献により、日本の生命線である海上交通路の安全は取り戻された。
世界に安全宣言が発信された後、機雷による被害は一件も起こっていない。これが戦後の復興に大きく寄与したことは疑いようがない。

平成3年、湾岸戦争後にペルシャ湾に海上自衛隊の掃海部隊が派遣された。自衛隊にとって初の海外実任務であった。
このとき日本の掃海技術は世界のトップクラスであると言われた。その理由が分からなかったがI氏の話で納得した。
戦後のI氏たちの命懸けの掃海により技術が磨かれ、それが今日の海上自衛隊に引き継がれたからである。

I氏は定年まで掃海艇の艇長、揚陸艦の艦長などを歴任し、国の安全に深く関わってきたのである。
毎年、戦艦大和が沈没した4月7日と、終戦記念日の8月15日には靖国神社に参拝している。
大和に乗艦した一人として、日本のために戦った一人として、仲間の英霊に対して哀悼の誠を捧げることは至極当然のことである。

◎国を守る気概とは

I氏は若い人たちへのメッセージとして「自分の国は自分たちで守るという気概を持ってほしい」と語った。
国を守るとは、生まれ育った故郷を守ることであり、家族を守ることでもある。自己を犠牲にしても守るべきものがある。I氏の話からひしひしと伝わってくる。あらためて国を守る気概とは何かを学ぶことが必要ではないか。

(東京都 I氏 男性)

◎出版物のご案内

大塚寛一著
「真の日本精神が世界を救う〜百ガン撲滅の理論と実証〜」

中條高徳氏激賞!
「憂国の士、特に若人達の必読の書」

私はこれまで、理想社会実現のための第一歩として、個人の病気や悩みを救い、数々の奇跡の実証を示すことによって“神の実在”を知らしめてきた。
ところが最近、いよいよ世界は重要な転機に直面している。そのため人類の幸福を阻み、発展を妨げる世の一切の障害を除かねばならぬことを痛感し、それらの百ガンを撲滅すべく立ち上がることを決意した。
(「はじめに」より)

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