フリーライターの市川茂巳は、編集者である妻・紗衣の浮気に気づいてしまうが、怒りの感情が湧き起らなかったことのほうに悩んでしまう。そんなある日、とある文学賞の受賞者である高校生作家の久保留亜と出会い、受賞作に惹かれた彼は、モデルがいるなら会わせてほしいと頼むのだったが…。
WOWOW ★★★☆
イマドキって言っても、主演の稲垣吾郎はもう50歳だし、なんだか見ててイライラするっていうか、感情を表に出さない「大人」風を自己演出しているようにも思える。どちらかといえば、もちろん不倫はいけないんだけど、中村ゆり演じる妻のほうがまだわかりやすい性格かもしれない。
もっとも主人公自身も「妻が浮気したことを知ってもなんの感情も湧かない」なんて事実に驚愕していたので、ひょっとしたら精神的なカウンセラーを受けたほうがいいのかもしれない。
3組のカップルのうち、2組が夫が浮気と妻が浮気と・・・残りの一組はまだ結婚していないので不倫とか浮気とかは基本関係ないわけで・・・なんだか我々昭和の恋愛観とはちょっと違う・・・え?ジジイだって?(汗)
今泉力哉監督の恋愛映画のなかでは淡々と静かに物語が進みます。143分と比較的長い映画ですが、飽きることなく観られたのは、やはり面白いってことなのでしょうね。
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