前回
癌と診断され
帰宅して何を話したのか全く覚えてないと書きましたが。
思い出しました。
なぜすぐ病院いかなかったのかと
夫を責めてしまいました。
このときの私は
全く気付けなかった自分への怒りと、誰にこの不安をぶつければいいのかわからず、
夫を責めるしかなかったんですよね。
過去を責めても仕方がないよ
と今の私なら言えますが…
初診では
直腸癌をとる手術をするか
癌をとらずに、抗がん剤の治療をするか
2つの選択肢がありました。
先生からは
転移しているので、直腸癌をとる手術をするとなれば一時的に免疫が落ちます。
手術の後、抗がん剤治療を始めるのは、体力が戻ってからになるので、すぐに治療が開始できないです。
少なくとも1ヶ月はかかると思います(数字は記憶がまちがっているかもしれません)
その間に癌が進行する可能性はあります。
直腸癌の手術をするメリットは
今のお尻の痛みはなくなります。
デメリットは他の癌が大きくなってくる可能性があります。
当時の夫はとにかく直腸の癌をとってもらいたかったようです。
このときの夫はどうだったのか聞いてませんが。
私は不安がいっぱいでした。
メモをとるなんて考えてなかったし、スマホにメモするなんて思いもつかなくて。
とにかくしっかり聞いておかないと!と必死でした。
夫はきっと不安、恐怖などが頭を巡ってたのかな〜
何も考えられなかったかもしれないですね。
家族で相談して考えることになったのですが。
先生が
「もう一度聞きますが、つまりは無いですよね?」
と夫に尋ねました。
(初診の最初に、今詰まりは無いかと夫に尋ねてくれてたのですが
夫は「無いです」と答えていた)
「あーまぁ、うん
ちょっと詰まってる感じはあるかなぁー」
といっていたのをきいて
私は
あっ!便のことかとおもって。
「便でない
お腹詰まってるて言ってなかった?」
ときいたら
「あー食べてもでなくて
少しはでるけど、
詰まってるといえば詰まってるかなぁ〜」
「便はでにくい?
詰まってる?」
と、再度先生に聞かれたと思います。
そこで夫は初めて、
「あー詰まってます」と
認めたと思います。
再度先生が
「便はいつものようにでないですか?
お腹しんどくないですか?」
確認
夫は、
出ない、お腹もはってることを伝えていました。
そこで先生から、
詰まりを解消するために
人工肛門の手術が必要だと説明がありました。
人工肛門をつけても
お尻の痛みはとれないと聞いた夫でしたが。
このときの優先は
人工肛門の手術!
夫はわかっているのかわかっていないのかという感じで。
でも手術をしないと
便は出ない、お腹もずっと張った状態だとわかったのか
手術をすると返事してました。
人工肛門つけても
お尻の痛みはとれないけれど…
この日の初診は
30分以上かかっていたんだろうなぁー
とても長い時間でした。
(言葉や数字は
私の記憶が曖昧になっていることをご理解いただけると嬉しいです)
この時の夫は
とにかくお尻の痛みを早くなんとかしてもらいたい
そんな風に感じました。
夫は大丈夫ではなくても
「大丈夫です!」
なニュアンスをする人です🤣
私が、
ほんとに大丈夫?と聞くと
怒る、不機嫌になるので
いつの間にか
便でないです〜
お尻痛いです〜
血便でた〜
と叫んで大慌てする人なら
ストレスも少なく、
もう少し早く発見できてたかもしれないですね。