長寿の秘訣は足にあり

毎日やりたい!フットケアをご紹介

フットケアの資格は必要?看護師は取るべき?

2023-03-24 14:29:29 | 専門

フットケアは看護の現場では入浴と共に当たり前のように行われてきましたが、最近ではその専門性を重視することも多く、訪問看護の数と比例して増えてきています。

足の専門医というのは、日本では存在しておらず外科や皮膚科、リハビリなどで足の治療を行います。しかし、糖尿病患者や特定の疾患の患者さんは入院中に足の状態を観察するようになっています。なぜなら足の状態が体の中の症状を示すことがあるからです。

フットケア専門の資格は一般社団法人の学会が認定するものがありますが、受験資格に実務3年以上、または看護師であることなどがあるため、条件は確認が必要です。看護師はその仕事内容で3年以上勤務していればとれる資格なので、将来訪問看護や病院内でのキャリアアップを目指すなら資格をとるのをお勧めします。

フットケアに役立つ資格を取得するためには、解剖学はもちろん、創傷(そうしょう)と呼ばれる体の内側の原因からできる傷の種類、そして感染症の予防や対策など足に纏わる専門的な知識、そして血液循環やリンパマッサージなど足全体に纏わる循環器系疾患や対処法などを学びます。その範囲は幅が広いため働きながら資格取得するのは、かなりハードになるでしょう。実務経験が3年以上のため、もし結婚や出産で看護師に復帰する希望があれば、フットケア認定師の資格をとって看護師の復帰をするのはおすすめです。

実は、一般的な常識となっている外反母趾はハイヒールが原因ではなく治療法も存在します。正しい知識で患者さんをケアしてあげるためにもフットケアの資格はとっておくとよいでしょう。