ここ数年、FXにおいては「自動売買」が大変なブームとなっていました。
「・・・いました」とは過去形です。
現実的には今もって自動売買システムの新製品はあとを絶ちません。
しかし私に言わせれば、
これまでの自動売買システムなど、もはや過去のモノでしかありません。
そもそも、世の中に出回る自動売買、
特にEA(エキスパートアドバイザー)による
自動売買ソフトで運用をしてきた人の多くが、
その後どうなったのか、あなたはご存知でしょうか?
“バックテスト”という過去の成績(しかも実際に取引をしていないデータ上だけの結果)を信じ
大切なお金を実際の運用に回したまではよかったものの、
運用開始から半年以上経過しても「ただの一度も」プラス収益にならないモノや、
ひどい製品になると、運用開始からわずか一ヶ月程度で
資金の75%がトンでしまったなど、
そのほとんどがユーザーを勝たせるどころか、
ユーザーの資金を壊滅的に減少させ続けているものばかりなのです。
「その理由」については、
もはやありとあらゆる投資系サイトで語られていますので、
ここでは細かくは触れないものの、要するにこういうことです・・・
コンピューターのプログラムに任せっきりの自動売買では、
生身の投資現場において、到底太刀打ちなどできない!
百歩譲って『平穏無事でナニもない想定通りの動きしかしない相場』ならば、
プログラム任せの運用でも勝つことは可能でしょう。
またそのような“平穏無事な相場”が未来永劫続くのあれば、
コンピューターのプログラムだけで勝ち続けることも、充分可能だとも言えます。
しかし、そんなことは現実にはあり得ません。
確かに『無難かつ想定通りの動きしかしない相場環境』とは時に存在します。
けれどもそのような場面とは、大きな動きが少ないからこそ生じるのであって、
そもそもまとまった利益を出すのが難しい状態を指すわけです。
実際にトレードで儲けるためには、
むしろ『平穏無事ではない場面』での立ち振る舞いこそが、より一層重要となります。
なぜなら、仮に平常時にコツコツと利益を重ねることが出来る人であっても、
想定外の事件や事故、あるいは災害などが起きた場面では、
「それまでの利益」が立ちどころに吹き飛んでしまうばかりか、
場合によっては元となる運用資金の「すべてまでも」を飲みこまれてしまうことだって
当たり前のように起こるからです。
そんな中、“突発的な動きにからっきし弱いコンピュータープログラム”が、
ここぞという大きな動きの中で器用に立ち回ることなど、土台無理な話なのです。
【賢者の選択】FXリアルタイムシンクロトレードシステム