私の名付け親は、おじいちゃんだ。
まだ、まさか大阪に出て来ることなんて思いもしなかった数年前のこと。
実家で
姉が私の名前の由来を子供たちに話してた。
大爆笑…そんなに…笑わんでも…ええんちゃう……
私が生まれてくるのを待ちに待ってた7つ上のお姉ちゃん。晴れて本当のお姉ちゃんになり、私の誕生をメッチャ喜んでくれたそう…
可愛い妹が欲しかってん。
女の子なら、生まれる前からもう決められていた。
…小百合…
そう…この人から…きています。
うちの赤ちゃん！ 小百合って言うの！私、お姉ちゃんになってん！って…学校で、近所で、会う人会う人に。
2、3日して父が役場に行くと、もう出生届は出されていた…
もちろん、名前もつけられて…いた。
な・ん・で・⁉︎
えぇっえっえー⁇ うっそ！…マジか？…なんでやねん？…誰が？
なんてこったい！
犯人は…おじいちゃん…だっ！
戸籍上、小百合ちゃんは ロコロコちゃんに。
おじいちゃん曰く、
役場の人、みんなええ名前やぁ～って言ってくれたわ。
って、今の時代ならとんでもない話やで！おじいちゃん…
小百合ちゃんも可愛い名前で好きだけど、やっぱり私は ロコロコちゃんが好き。おじいちゃんがつけたくれた名前が大好きやねん。
妹が生まれ3姉妹となり、正直父は、男の子が欲しかったらしい。
良い良い、うちは女の子で良い良い。男の子は、車乗り回すから危ないから心配や。女の子は優しいから女の子が良い良い。って、おばあちゃん。
…おばあちゃん、私、結構…走ってますねん…3姉妹の中で、私だけ、ピアノに興味なかったし…跳んだり走ったりばっかり…優しくだってないねん…
でも、なんで ロコロコ だったのか？おじいちゃんに聞いてないんだよねぇ～
お釈迦様の花の日に生まれてきたから、おじいちゃんすっごい喜んでくれたんだって。
そこそこ大きくなった頃におばあちゃんが言ってたな…
ロコロコ…私にとっては、いろいろな意味でキラキラネームなんです。
なんとか、大阪で必死やけど生きてます。
