日立製作所と仏アルストムは英国の次世代高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」向け車両54編成を受注した。契約金額は19億7000万ポンド(約3000億円)。欧州で日本メーカーが次世代高速鉄道を受注するのは初めてとなる。日立製作所子会社の日立レールとアルストムの共同事業体が車両設計と製造、保守を受注した。保守契約は12年間。HS2は欧州で最高速の時速360キロメートルで走行し、100%電気で駆動する。全長200メートル、1編成当たり8両の次世代車両は2025年から製造開始を予定。両社の英国工場で生産するため、数千人規模の雇用を創出して地元経済に年間約235億円の粗付加価値(GVA)をもたらすという。HS2計画は2期に分かれており、今回受注した車両は第1期のロンドンとバーミンガムを結ぶ区間を走る。日刊工業新聞2021年12月11日
サツマイモを熱した小石の中に埋めて、間接加熱によって焼いたもの。焼き芋屋が屋台や軽トラックに専用の釜(窯)を積み売り歩く姿は、日本の冬の風物詩の一つである。売り歩く際は「いーしやぁーきいもー、おいもー」といった独特の節回しで呼びかけるのが定番で[3]、地域によっては「ポー」あるいは「ピヨーーーー」と聞こえる音が鳴る独特の笛の音を響かせて街を巡る。この笛は芋を焼く窯に取り付けられており、排ガスの圧力で鳴る仕組みになっている。お客が来て販売作業中は笛を止めるので、近所まで来た笛の音が止まると屋台が止まっているとわかり、これが買いに出るきっかけになる。焼かれた芋は、紙袋に入れられたり新聞紙や銀紙で包まれたりして渡される事が多い。最近では家庭用の「石焼き芋器」も市販されており、家庭でも手軽に石焼き芋が楽しめるようになってきている。屋台が減少した今はスーパーマーケット軒先での路上販売やコンビニエンスストアなどで売られている。