志村けんさんと乾き亭げそ太郎さん

今日、ラジオを聴いていたら、
昨年新型コロナウイルス感染症により亡くなった
志村けんさんの運転手をされる傍ら、
弟子としても長年一緒に過ごされていた
乾き亭げそ太郎さんという方が、
志村けんの事を書いた著書の紹介の傍ら
出演していました。

それだけなら、単に、著書の宣伝なんですが、
そのラジオ出演の間に語られたエピソードがね、
意外に泣ける。

げそ太郎さんのご両親が劇場に来た時、
志村けんさんがアドリブを繰り返し、
乾き亭げそ太郎さんの出演シーンを長くしたとか、

志村さんとげそ太郎さんが海外に行った際、
げそ太郎さんが泥酔して、志村さんの財布と
パスポートを紛失してしまったのだけど、
一言「わかった」とだけ言って怒らなかったとか
（後日談として、志村さん曰く「あの時怒ったとして、
げそ太郎さんが困るだけで、別に問題は解決しないから
怒らなかった」という事らしいです）、

げそ太郎さんが、郷里の鹿児島に戻ってから、
志村さんがテレビの仕事で鹿児島にやってきた際、
その番組のプロデューサーに「こいつの出番、
作ってやって」とげそ太郎さんの事を頼んだりと、

いろんなエピソードが語られました。
意外にね、泣けましたよ。

それと、志村さんが亡くなった後、
志村さんにまつわる取材を断ったそうなんですが、
それを、ダチョウ俱楽部の上島さんに
「バカ野郎。これは師匠が残した仕事だ。
師匠が残した仕事は全うしろ。」
と怒られた話とかもしていました。
それ以降、志村さんに関する仕事は、
全て受けているそうです。

あ、書きながら、なんか泣けてきた。

最後に、ラジオ番組のMCに、
「げそ太郎さんが、これぞ志村けんと思うシーンは？」
と聞かれて、
「お姉ちゃんのいる飲み屋で、お姉ちゃんを侍らせて
飲んでいるところ」と即答しているのには、
笑いましたけどね。

志村さんが亡くなってから、もうすぐ一年ですね。
新型コロナウイルス、はやく治まらないかな。