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三菱一号館美術館 『ジュリア・マーガレット・キャメロン展』

この三連休は、博物館・美術館三昧。
三連休最終日の今日は、三菱一号館美術館で開催中の
『ジュリア・マーガレット・キャメロン展』に行ってきました。

混雑具合の予想が付かなかったのですが、10:30頃到着。
中に入ってみると、
昨日の『ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』以上に
混んでいませんでした。
良かったぁ。
冷静に考えてみて、特に有名な人の訳でも無いですからね。
まぁ、混まないか。

ジュリア・マーガレット・キャメロンがカメラを手にして、
制作活動を始めたのは、48歳を過ぎてからなんだそうです。
随分遅咲きですねぇ。
活動したのは、それから15年ほどらしいのですが、
その比較的短い活動期間中に、
写真の芸術品化と言う今に繋がる業績を上げたんですね。

会場内、原則撮影禁止ですが、
一部の展示室だけ撮影可能でしたので、撮影してみました。
以下の写真は、何れも、撮影許可エリアで撮影したものです。

一番目を引いたのが、ポスターにもなっているこの作品。

《ベアトリーチェ》と名づけられた作品です。
物憂げな表情が、何とも目を引きますね。
モデルとなったのは、以下の人。





次の3作品は、聖母を主題にした作品。
特に右下の《十字架の影》は、聖母子のイメージ。
確かに、そんな感じに見える(?)
左《休息の聖母-希望に安らいで》右上《献身》
右下《十字架の影》







ここからの9作品は“聖霊の実”と呼ばれる連作です。
《愛》と《忍耐》、《優しさ》、《信仰》、《柔和》って、
似てると思うんですが・・・。
上段左《愛》中《喜び》右《平安》
中段左《忍耐》中《優しさ》右《善良》
下段左《信仰》中《柔和》右《節度》
“聖霊の実”の説明は下記


この写真では、手を組むんじゃなくて、
手を合わせてお祈りしています。
お祈りには、こう言う形態もあるんですね(?)

《聖アグネス》

何か、聖母子を感じさせる写真とか、連作“聖霊の実”とか、
宗教じみた印象を受けるかもしれませんが、
すべてが全てそう言う作品ということではありません。
撮影許可エリアに、たまたまそう言う雰囲気の作品が
多かったということです。
風景写真ではなく、人物写真家何だと思いますが、
写真で生計を立てると言う事を考えていたそうで、
むしろ、“売れる”写真を意識した人なんだと思います。

中々、興味深かったです。
空いていて、ゆっくり見ることが出来たし。








名称From Life - 写真に生命を吹き込んだ女性
ジュリア・マーガレット・キャメロン展
http://mimt.jp/cameron/
会期2016年7月2日(土)~2016年9月19日(月・祝)
会場三菱一号館美術館
当日観覧料一般1600円、大学・高校生1000円、中・小学生500円
開館時間10:00~18:00(金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日月曜休館(但し、祝日の場合と9月12日は開館)
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