表参道の太田記念美術館に行ってみました。
いま太田記念美術館では、『江戸メシ』という
江戸時代の食文化に焦点を当て、浮世絵で、
江戸の民衆の食事模様や料理、食材などを描いたものの
展覧会が行われているという事でGOです。
なんかね、江戸の食べ物事情って、気になりますよね。
会場内写真撮影禁止なので、残念ながら写真はありません。
公式HPなどを参照してください。
思ったのが、意外にみんないいもの食べてるなぁという事と、
なんか今と同じもの食べてるなぁという事。
寿司、蕎麦はもちろんの事、鰻とか天ぷらとか、
お菓子類も団子なんかが描かれている光景もありました。
面白いのが、四代歌川国政「志ん板猫のそばや」や
歌川国芳「道外十二支 未」など、動物が擬人化されて
描かれているものもあること。
どちらも、そば屋での光景なんですけど、
四代歌川国政の「志ん板猫のそばや」は、
そばをひっくり返して慌てている猫がいるし、
歌川国芳の「道外十二支 未」なんかは、
店内のお品書きを見ると「かみなんばん(紙南蛮)」とか
「花まきがみ(花巻紙)」とあって、紙を食べているというオチ。
ちなみにこの時代、ヤギとヒツジのが明確に区別されていない
という事を理解しておく必要があります。
コミカルですね。
あと、花見や料亭とかの宴席を描いた作品もあったんですが、
細かく描かれていますねぇ。
お盆や、お重に入った食べ物も描かれているんですが、
それが細かい細かい。
いやぁ、あんな細かく良く描けると思います。
あとは、葛飾北斎や歌川広重が、丸子のとろろ汁を
描いているんですよねぇ。
その当時は鞠子と表記していたようです。
丸子のとろろ汁って、いまもありますからねぇ。
なんか、時代を超えて同じものがあるのって、
なんか、面白く感じました。
会期が短いので、行くのであれば要注意。
展示は、面白いです。
名称 | 江戸メシ |
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会期 | 2025年1月5日(日)~1月26日(日) |
会場 | 太田記念美術館 |
当日観覧料 | 一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生以下無料 |
開館時間 | 10:30~17:30(入館は17:00まで) |
休館日 | 1/6(月)、1/14(火)、1/20(月) |