とてつもない根性を見せて(笑)
義母は毎日オカリナを吹いている。
時々は教えるが、
指が違っていようが、音痴になろうが、
広い心で見守って、褒めて育てている。
オカリナは本来、横笛のような角度で構えるが
義母は指穴を確認する時に縦に持ち、
そのままくわえるので
口がひょっとこみたいに横ちょになっている。
…何度教えても、これだけはうまく出来ないようで
どこかしら塞ぎきれない穴があるせいで
音程は正しくはないが、それでも
その上ずった音から始めて
ちゃんとチューリップらしく聞こえるからすごい。
本人も、だんだん歌らしくなってきたのは自覚していて
それだから続くのかなとも思う。
私がいると恥ずかしがって吹かないが、
いなくなるとすぐに取り出して
ピーピーピーとずっと練習している。
義母はすごい。
本当にすごい。
92歳からオカリナを始めるなんて…。
この先、どこまで行くのだろうか。
10年くらいやったら、かなりうまくなりそう。
乞うご期待!